健康によくないのは事実であり、それを理解していながらも、やめられない……のが喫煙者にとってのタバコである。何かのきっかけがないと「やめられない」と言う喫煙者もいるだろうし、禁煙に失敗した者も数多い。

だが、何かの「きっかけ」になりそうなCMが、現在世界的に話題になっているのだ。YouTubeにアップされた動画のタイトルは「Thai Health Promotion Foundation- Smoking Kid」である。

舞台はタイで、言葉もタイ語。英語の字幕が付いているが、見ているだけでも理解できるほどに内容は極めてシンプル。路上でタバコを吸う喫煙者に、少年や少女が駆け寄って「ライターを貸して下さい」とお願いをする。

すると喫煙者は必ず「え?」といった反応を示し、「タバコは健康によくないんだよ?」や「寿命が縮まるんだよ?」などと、子どもたちに対して優しく説明をし始める。タバコがどのように体によくないのは、理解しているのである。

そして子どもたちは「じゃあ、なんであなたはタバコを吸っているの?」と逆に問いかけつつ、そっと手紙を喫煙者に渡す。そこには「あなたは私の心配をしてくれた。でも、なぜ自分自身への心配はしないの?」と書かれているのである。

喫煙者にとっては、心にガツーンとくるこのCM。見終えたあと、しばらく考えこんでしまうこと請け合いのこのCM。もしも禁煙を考えている人にとっての「きっかけ」となれば幸いである。

参照元:Youtube OgilvyAsia

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