北朝鮮にスロットマシンなどを不正に輸出したとして、栃木県警と横浜税関は27日、韓国籍の会社役員福田実(韓国名・姜進赫、キョウ・シンカク)容疑者(82)=宇都宮市上戸祭町=ら男女3人を外国為替法違反(無承認輸出)の疑いで逮捕し、発表した。いずれも容疑を認めているという。
福田容疑者のほかに逮捕されたのは、会社役員今井温●(はるあき、●は日へんに方)容疑者(67)=東京都昭島市中神町=と、韓国籍の会社員李僖●(リ・ヒジョン、●は王へんに廷)容疑者(31)。
県警によると、3人は共謀して昨年8月25日、中国所在の貿易会社からの発注を受け、栃木県内で調達したスロットマシン約200台やボウリングのピン約100セットなど(輸出申告価格594万6千円)を経済産業相の承認を受けないまま、横浜港から中国・大連経由で北朝鮮に不正に輸出した疑いがある。