１．患者さんの臨床経過
- 血圧：１４８／７６ｍｍＨｇ、脈拍数：１１８／分、呼吸数：２４／分、
体温：３６．９℃（午後３時現在）
- 引き続き鎮静薬投与下、人工呼吸管理中です。
- 呼吸機能には大きな変化はありません。
- 腎機能障害の程度は大きくは変わりませんが、放射線熱傷による高度の異化状態、薬物の影響と十分な栄養の投与ができないことなどのために高窒素血症が進行しています。
- 薬剤によると考えられる軽度の肝障害がみられるようになりました。
- 末梢血中の白血球数は、１７，０００／ｍｍ3です（午前６時現在）。
- 高い線量の被ばくがあったと推測される皮膚及び粘膜の障害が大きな問題となっています。放射線熱傷の範囲は拡大し、その程度は変化しています。特に両側の手の状態には厳しいものがあります。
- 下痢が続いていますが量は減りました（午前零時から午後４時までの間に５７１ｇ）。
- 依然として、明らかな感染症の徴候はありません。
２．今後の治療方針
- 放射線熱傷創の感染防止に努めています。
- 移植片対宿主病を疑い、治療を継続します。
- 引き続き、人工呼吸管理、感染症対策、栄養管理、輸液管理等のきめこまかな全身管理を行います。
３．その他
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