男女共同参画:行橋市募集の川柳・キャッチフレーズ、最優秀賞決まる 和やかに表彰式 /福岡
毎日新聞 2012年06月24日 地方版
◇川柳「定年後 あると思うな 三度の食事」/キャッチフレーズ「それぞれの『できる』をあつめてつくる社会」
男女共同参画をテーマに行橋市が募った川柳とキャッチフレーズの表彰式が23日、同市のウィズゆくはしであった。
川柳の最優秀賞は主婦、野川みゆきさんの「定年後 あると思うな 三度の食事」。表彰式で句が詠み上げられると、集まった100人以上の女性たちはどっと吹き出した。着想のきっかけは、退職間近の教員を集めた説明会で知人が聞いた「退職したらいつも食事を作ってもらえるとは限りません」という言葉。野川さんは「もらった。いける」と川柳に仕立てた。「受賞を夫に知らせ『どんな句だ』と聞くので読んだら、悲しそうな顔をされました」と苦笑した。
キャッチフレーズの最優秀賞は「それぞれの『できる』をあつめてつくる社会(まち)」。作者で市臨時職員の東本順子さん(37)は「仕事をしたいという友達と話していて、ふと浮かびました。女性もお年寄りも少しずつできることをして社会参加できる世の中になれば」と話した。