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政治
【民主分裂】「小沢新党」へ動き出すも「3つの壁」
165億円(平成24年分)という民主党への交付金を当て込み、小沢氏が分党を狙う可能性もあるが、手続き上は民主党をいったん解党する必要がある。野田佳彦首相が応じるとは思えない。
■連合なくして選挙は?
民主党の最大支持団体であり、選挙マシンである連合の動向も重要となる。
古賀伸明会長は27日、記者団から小沢新党について問われると「新党作りますかね?」と逆質問し「これ以上は言うまい」と笑顔で質問を打ち切った。そこには「連合抜きで選挙できるのか」との自信がにじむ。
民主党は、個々の議員が自前の後援会組織を持つ自民党と違い、選挙活動の大部分を連合傘下の労組に頼ってきたからだ。
連合は消費税増税に一貫して賛成しており、26日の造反劇にも「誠に遺憾。与党の責任を自覚して対応すべきだ」と事務局長談話で非難した。新党が協力を取り付けるのは容易ではない。新党参加者は選挙基盤が弱い若手が多いだけに、連合と決別したまま選挙戦に突入すればポスター張りさえままならない。
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