札幌市東区で乗用車横転 運転の父親は夫婦げんか後、飲酒運転か
北海道・札幌市で、飲酒運転によるとみられる車の事故で、乗っていた1歳の男の子が死亡した。車の運転は、事故の直前、母親から父親に代わっていたという。
家族4人で楽しんだバーベキュー。
事故は、その日の夜に起こった。
事故現場の道路の真ん中には、なぎ倒された電柱。
その先には、大破し、窓ガラスが割れ、ひびだらけとなったRV車があった。
24日午後11時ごろ、北海道・札幌市東区の市道で、会社員・鈴木奏博(なるひろ)さん(26)が運転する車が、電柱に衝突し横転した。
1歳の次男・摩和(まお)ちゃん(1)が、車の外に投げ出され死亡した。
奏博さんと4歳の長男・摩尋(まひろ)ちゃん(4)は軽傷だった。
家族の中で1人、奏博さんの妻は、この車に乗っていなかった。
奏博さんと妻は、事故直前、車内で夫婦げんかをしたという。
妻は「夫は、バーベキューで飲酒した。その後、知人の家でも酒を飲んだ」と話している。
調べによると、奏博さんは、バーベキューや知人宅で酒を飲んだため、帰宅の際は飲酒していない妻が運転していた。
しかし、酔っ払った奏博さんが、運転中の妻にちょっかいを出し、口論となり、途中のコンビニエンスストアで妻だけを降ろし、その後、奏博さんが運転し、事故が起きたという。
奏博さんは、午後2時ごろから、札幌市東区の公園で、知人とバーべキューをしていた。
その際、ビール10杯以上を飲んでいたという。
警察は、奏博さんの血液検査を行い、飲酒の有無を確認するなど、調べを進めている。