夏の電力不足に対応し7月2日から実施の可能性がある計画停電に備え、兵庫県警は27日、神戸市中央区の県庁前交差点で、手信号の訓練を行った。停電になれば対象区域内の大半の信号機が消灯するため、交通整理の手順を確認した。
県警によると、県内の信号機は約7200基。自家発電が可能なのは約290基しかない。午前10時半から始まった訓練には、各署の交通担当者約25人が参加した。信号機を全て赤信号にした状態で、交差点中央と各車線に警察官8人を配置。横断する歩行者や乗用車に警笛を鳴らすなどし、安全に通行できるよう指示した。
訓練は29日も行う予定で、県警交通指導課は「交通整理の手順を徹底し、万一の事態に備えたい」としている。
(山下智寛)
(2012/06/27 12:06)
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