「韓流」未公開株詐欺 被害者に映画ファンドへの出資も持ちかけ
韓流ドラマのイベント企画会社をめぐる未公開株詐欺事件で、逮捕された社長らは、被害者に対して、「映画のファンドにも出資してほしい」と持ちかけ、出資金を集めていたことがわかった。
「サムファエンターテインメント」の社長・武仲哲宏容疑者(53)ら2人は、岡山県の男性らに、「半年後に必ず上場する」などとうそをつき、未公開株の購入代金、およそ13万円をだまし取った疑いが持たれている。
武仲容疑者らは、複数の株の購入者に「『あなたを忘れない』という日韓合作映画のファンドにも出資してほしい。元本保証する」などと再びうそをついて、出資金を集めていたという。
被害男性は「半分でもいいから返してもらえるなら返してほしい。(出資金400万円の元手は)退職金だよ」と話した。
警視庁は、武仲容疑者らが株の購入者から繰り返し、現金をだまし取っていたとみて調べている。