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東電株主総会 勝俣会長が陳謝6月27日 10時54分
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東京電力の株主総会が、27日開かれ、勝俣恒久会長は、福島第一原子力発電所の事故による被害が今も続いていることや、2期連続で巨額の赤字決算に陥ったことについて、「多大なご迷惑と心配をおかけしていることをおわび申し上げます」と陳謝しました。
東京電力の株主総会は、午前10時から東京・渋谷の国立代々木競技場の第一体育館で始まりました。
総会を前に株主からは、「東京電力は、今後、安全第一で業務に当たる姿勢があるのか、きょうの総会で確認したい」といった意見や、「原子力発電所の今後の在り方について、経営陣からどのような説明があるのか注目している」といった声が聞かれました。
総会ではまず、勝俣会長が、福島第一原発の事故の被害が今も続いていることや、2期連続で巨額の赤字決算に陥ったことについて、「多大なご迷惑と心配をおかけしていることをおわび申し上げます。再び社会の信頼を取り戻せるよう、最大限努力したい」と陳謝しました。
そのうえで会社側は、財務基盤を改善するため、実質的な国有化につながる1兆円の公的資金の投入を受けることや、経営責任を取って勝俣会長や西澤俊夫社長が退任し、取締役の過半数を外部から起用することなどの議案を提案しました。
総会では、午後からは株主と会社側との間で議案を巡る質疑が行われる予定で、会社側が提案した議案は、いずれも賛成多数で可決される見通しです。
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