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ライフ
睡眠取らない「弾丸登山」は登頂率低い 高山病の危険 富士山で岩手大調査
2012.6.28 08:04
7月1日に山開きを迎える富士山で、登山口の5合目から睡眠を取らずに山頂に向かう「弾丸登山」に挑んだ人のうち、登頂できたのは86・5%にとどまり、途中で山小屋に1泊した人の94・6%より低いことが、岩手大の山本清龍准教授らが28日までにまとめた論文で分かった。同准教授は「良い登山体験のためにも計画に余裕を持ってほしい」と話している。
調査は2010年8月、山梨県側の吉田口登山道へ下山してきた18歳以上の414人が対象。5合目を午前0時前後に出発して頂上での御来光を目指す「弾丸登山」は全体の3割に当たる126人で、山頂に到達できたのは109人。1泊した場合は278人のうち263人が成功した。山小屋への宿泊の有無は404人が答えた。
山小屋に泊まった人も含め、途中で断念した理由は吐き気や頭痛など高山病の症状が多かった。
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