名古屋グランパスのFW玉田圭司(32)が左足首の手術を受けることが25日、わかった。2年連続2桁得点のエースの長期離脱は巻き返しを期すチームには大きな痛手だが、サイドアタッカーはFW永井謙佑(23)とMF金崎夢生(23)の同級生コンビが好調をキープ。首位追撃の絶好機となる27日のG大阪戦に向け、攻撃のけん引役となることを誓った。
手術か、回復待ちか、難しい判断を迫られていた玉田がついに決心した。26日に愛知県内の病院に入院し、すぐに手術を行う予定。左足首は一昨年12月にも手術を受けた箇所で、今回も慢性的な痛みの原因である『ねずみ』と呼ばれる遊離軟骨の除去が中心となるもようだ。ただ負担の少ない内視鏡による除去ではなく、より複雑な術式も検討されているもようで、関係者によると「応急的ではなく根治をめざしたもので、長くかかるかもしれない」と、治療が長期化する可能性もある。
ただ久米GMは「痛いというなら早くやっちゃったほうがいい」と手術を勧めたことを明かしつつ、「そんなに重症ではない。僕は1カ月だと思っている」と明るい見通しを語った。玉田は今季開幕前から古傷の痛みを抱えてプレーしていたが、5月29日のACLアデレード戦で悪化。飛騨古川キャンプ以降、別メニュー調整を続けていたが、手術という試練を乗り越えることとなった。 (宮崎厚志)
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