新日本プロレスの前IWGPタッグ王者・矢野通(34)が逃亡生活を送っていることが21日、明らかになった。同王座剥奪処分を受けた矢野だが、新日プロからのベルト返還要求を無視。荒川区内の自宅に戻らず、漫画喫茶を転々としていた。悪質な逃走行為を問題視する新日プロは法的措置も検討し始め、タッグ王座問題は泥沼化してきた。
飯塚高史と同王座を保持していた矢野は、16日の大阪大会で天山広吉、小島聡と防衛戦を行い、両者リングアウト後の再試合も無効試合になる大暴走。調印式欠席の前科もあったため、王座剥奪の処分を受けた。
新日プロは20日の処分発表と同時に、矢野にベルト返還を要求した。しかしこの悪党がすんなり応じるハズもない。新日プロスタッフが荒川区内の矢野の自宅に回収に向かったところ、すでにもぬけの殻。行方をくらましてしまった。
そこで本紙が独自で近隣の聞き込み調査を行ったところ、ある漫画喫茶の店員から「似ている男がいる」との情報提供があった。即座に駆けつけると、黒縁メガネで変装した矢野の姿が…。何と店内にベルトを持ち込み、のうのうと漫画を読みふけっている。
「矢野通か?」の問いに素直に認めた矢野は取材にも応じ「天コジのバカどもが泣きついたのか知らねえが、つまんねえ男たちだ。何で正々堂々と取り返そうとしないかね。オレはそういう癒着に屈しないからよ。ベルトはオレのもん。当然これからもタッグ王者だ」と徹底抗戦を宣言。7・22山形大会での天コジとの新王者決定戦も「2回試合やって負けてないんだから2回防衛に決まってる。次はV3戦の間違いだろ?」と、今後も王者組としてシリーズに参戦するつもりだという。
完全に開き直る矢野に対し、新日プロのある幹部は「最悪の場合、法的措置も考えなくては…」と社内ではベルト返還を求め、民事訴訟を起こすことも議論されていることを明かした。
かつてケンドー・カシンが世界タッグ王座を返還せず、全日プロに民事訴訟を起こされたことがある。IWGPタッグ王座問題は〝第2のカシン事件〟に発展しかねない険悪な雰囲気となってきた。
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