元Ｋ―１王者・京太郎、５５年ぶり制定の日本ヘビー級１位認定

　日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）は２７日、都内でランキング委員会を開き、同日付で日本ヘビー級ランキングを５５年ぶりに制定した。Ｋ―１王者から転向した東洋太平洋同級７位の藤本京太郎（２６）＝角海老宝石＝を１位に認定。藤本は２０日にＡ級ボクサーに許される８回戦の試合に初めて臨み、２回ＫＯ勝ちでデビュー４連勝（３ＫＯ）。ＪＢＣは試合内容や以前より陣営から日本ランク入りの要望があったことを考慮し１位に認めた。

　日本ヘビー級は１９５７年に片岡昇（不二）が初代王者となったが、人材難で翌５８年１月からタイトルを凍結。同級ランクも保留されていた。

　ＪＢＣは今後、他の選手のランキング入りについても審査していく。森田健事務局長（７７）は「ランキング復活をきっかけに他競技からの転向などで選手層が厚くなってくれれば」と語った。また、東日本協会では今月１１日に日本同級王座の復活をＪＢＣに要請する方針を固めている。