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小林幸子 謝罪も…「反省してます。でも、後悔はしてません」
記者を前に心境を話す小林幸子(左)
Photo By スポニチ |
演歌歌手の小林幸子(58)が27日、都内の個人事務所で、事務所幹部解任騒動が表面化して以来初めて会見を開いた。「配慮が足りなかった。申し訳なかった」と元社長ら2人に対する謝罪の言葉を繰り返しながらも、直接謝罪に出向くことはなかったことが判明。心情面での解決が急務な状況にもかかわらず、「後悔はしていない」と話すなど、自らを正当化する場面が目立った。
会見は午後1時から新聞8社の合同取材で約50分間行われた。テレビ局に対しては、午後2時から各局1時間ずつの個別取材形式で対応。心境を語るための場で、真相を語る場ではないとした。
冒頭、「元社長、専務におわびをしたい。配慮が足りず、つらく悲しい思いをさせて申し訳ない」と謝罪。関係者を通じて直接謝罪することを望んだが、元幹部2人から対面を拒否されたとしている。元社長には4月28日に電話し、留守電に謝罪の言葉を吹き込んだという。
だが、直接連絡を取ろうとしたのは結局この一度だけ。両者の事務所は1キロ未満の距離にあるが、直接は会いに行ってない。理由を聞くと、約5秒間の沈黙後、「どうでしょう…。そこに行って、会ってもらえるのかどうか分かりませんし」と苦し紛れに回答。一方で「機会があれば謝罪したい」と話し、言葉と行動が矛盾する印象だった。
騒動の発端は、小林と昨年11月に結婚した医療関連会社社長の林明男氏(49)が、事務所の経営に口出ししたこととされる。だが、林氏に関しては「芸能界には関係ない人。やろうと思ってもできない」と述べ、関与を否定。方向性の違いが原因とし、「何年も前からボタンの掛け違いがあった」と主張した。
今月15日には、幸子が元社長ら2人に対し、解任に伴う賠償金計6000万円を支払うことで合意。本紙の取材では、幸子は25日に知人らに「結局お金でした」などとするメールを送信。これについては「伝言されるうちに話が変わってしまった」「内容が独り歩きした」などと釈明した。
「反省はしてます。でも、後悔はしてません」。終盤には、こう語り、相手への非礼は認めつつも、自身を正当化。心情的な解決はまだ先になりそうだ。
[ 2012年6月28日 06:00 ]
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