東京電力は、福島第一原発1号機で、原子炉建屋の地下部分の放射線量の測定を事故後初めて行いました。最も高い場所では、1時間あたり1万ミリシーベルトでした。

 東京電力は26日、1号機の原子炉建屋1階の床にあるパイプの隙間から小型カメラや線量計などを初めて差し込み、地下部分の撮影や放射線量などを測定しました。1号機の燃料はすべてメルトダウンしたとされ、燃料に直接触れた冷却水が地下部分に深さ5メートルほどたまっていることが分かっています。27日に公開された映像には、地下にたまった汚染水が映し出されたほか、放射線量については、最も高いところで水面に着く直前に1時間あたり1万ミリシーベルトを示しました。この値は、人が浴びると死ぬとされる7000ミリシーベルトを大きく上回っています。

撮影:東京電力

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