太陽光発電にクラウド出資するサービスに米エネルギー省が200万ドルの助成金
by yumi on 2012年6月15日

mosaic

「太陽光発電プロジェクトのキックスターター」を目指すSolar Mosaicは、米国エネルギー省サンショットイニシアティブから200万ドルの助成金を獲得した。

Solar Mosaicは、太陽光発電プロジェクトのクラウドファンディングを促進するオンラインプラットフォームを構築中である。カリフォルニア州オークランドを拠点とする同社は、先月、Spring VenturesをリードインベスターとするシリーズAラウンドで250万ドルの資金調達を完了している。

助成金は13日、コロラド州デンバーで開催されたサンショットグランドチャレンジサミットで米国エネルギー省のSteven Chu長官が発表した。ケネディ政権の「ムーンショット」チャレンジをモデルとするサンショットイニシアティブは、2020年までに太陽光発電のコストを1ワットあたり1ドル未満に引き下げることを目指している。Mosaicは、同社が構築中のクラウドファンディングのプラットフォームから、普通の人が太陽光発電プロジェクトの大小を問わず投資できるようになれば、DOEの目標達成に貢献できるだろうとしている。同社によれば、現時点では太陽光発電装置の価格の25%は、資金調達コストと顧客獲得コストが占めるという。

現在までの投資実績は5件で、400人以上がMosaicのクラウドファンディングを介してカリフォルニア州とアリゾナ州にある5つの屋上用太陽光発電設備に35万ドル以上を投資した。同社は、より大規模なクラウドファンディングを可能にするプラットフォーム構築に向けて、獲得済みのベンチャー資金と助成金を投入する計画だ。

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