万博記念公園内(大阪府吹田市)に建設予定の新スタジアム構想実現に向け、サッカーJ1のガンバ大阪などが一般サポーターに呼びかけている募金が、伸び悩んでいる。
募金開始から2カ月半だが、集まったのは目標とする約20億円のわずか約2%。日本代表戦が開催できる4万人収容規模だが、このままでは計画が変更になる可能性も。背景にガンバ大阪の下位低迷があるとみられるが、関係者は「趣旨を説明して理解を得たい」としている。
新スタジアムは、総工費約140億円で、平成26年度内の完成を目指す。費用はガンバ大阪を中心とした関西の経済団体などが「スタジアム建設募金団体」を結成し、スポンサーなどの企業から約90億円、サッカーくじ(toto)などの助成金から約30億円を集める。残りの約20億円は、一般サポーターの募金でまかなう予定になっている。