2012年01月14日

本日の日誌

2012年が明けてから半月ほど経つ。
日本も世界もこれから一体どうなってしまうのだろう、と思いながら新年を迎えた人が多かったのではないだろうか。
日本人にとって新年の始まりは、心機一転、これまでの自分に区切りをつけて、清々しく前向きな気持ちになる好機ともなっているのだが。
この年頭には、果たしてそういう空気感があっただろうか。

不安な部分を見ないようにポジティブに自分を盛り上げながら、しかし心の片隅では、見ないではすまされない不安が今ここにあることを自覚している。
知らないではすまされない事実が社会にあるのをわかっていても、結局個人にはどうしようもないことだから、自分だけはなんとかやっていくしかないと、ポジティブに自分を盛り上げる。
おおかたの人は、そんなふうに気持ちの落ち着けどころを探して、個人としてのバランスを保とうとしている。

しかし、人は一人だけでは生きていかれないのは事実だ。
個人はこの社会の中で生きている。
それゆえ、潜在的に多分ほとんどの人が、今、日本を良くするために何をすればいいのか、どうすれば世の中をいい方向に変えられるのか、それがわかればすぐにでも行動したいと思っているだろう。
日本を良くすることは、当然、良い日本で暮らしたいという個人の欲求が満たされることにつながる。

言わずもがなだが、気持ちの上でも行動の上でも、みんなで一緒になって関わらなければ、より良い世の中に変えていくことはできない。
自分一人だけでは無理だということは、誰もがわかっている。だから人は、尻込みしたり傍観するしかなかったりする。
誰か一人だけに任せるものではないことも、わかっている。だから人は、社会を良く変えられるものなら、自分もそれに参加したいという気持ちはある。

日本を良くしていこうとする呼びかけは多い。
人が、そのうちの何にどれくらい納得し共感するか、その賛同の気持ちの総量が、いずれ他の人や社会を動かす。
願わくば、賛同することがすなわち、個人にとって、楽しく幸せな手応えを得られるプロセスであれば良いと思う。

楽しく幸せな手応えを得られるプロセスで、世の中を変える。
その一例提案は、次回。

posted by 金の龍星新社 at 19:07| 日記 | 更新情報をチェックする