2012年01月29日

理想の総理


腹が黒かろうがメタボだろうが、そんなことはどうでもいい。政治家は、やることをやってくれれば、それでいい。
人間一人、そこそこの年になり、これまで何の後ろめたいこともない方が稀なのだ。潔癖なのは、むしろ怪しい。

政治と金ということで、議員たちの多くが、自分だけのために金を集めて自分だけのために金を使っているから、ここでも黒はだめで白は良いという日本人の悪い癖が出て、政治家は潔癖でなければと言う。
しかし、まず金がなくては何もできず、何事も成せるものではない。
政治家が、金の力を知るがゆえに、金の力を以て、日本の世のため人のために働いてくれればいいだけの話なのだ。

何色の癒着があろうとかまわない。自分が相手に使われるのではなく、癒着の相手を御して、相手を使ってやるくらいの知恵と戦略があれば、それでいい。その時、癒着は、晴れて人脈と言い換えられる。政治家の力とはそういうものではないか。
特に国政の議員たちは、国会の赤絨毯を踏むくらいだから、馬鹿ではないはずなのだが。いい意味で狡猾に、日本の国益のため日本人の利益のために立ち回れなくては、これではただの、中国韓国のパシリにすぎない。
対アメリカの場合には、アメリカという国そのものよりは、アメリカを動かしている多国籍企業の意図が立ちはだかっているので、また違う話となるが。

政治家には潔癖を求めるのではなく、志の有る無し、志の維持と実行を問えばいい。そして、それを支持する行動を以てついていけばいい。
国民は、うっかりマスコミに乗せられて、志ある者の足を引っ張ってはいまいか。結果的に日本の首を絞めることに荷担してはいまいか。野次馬根性で重箱の隅をつついていると、日本はこのままではいけない、日本を立て直していこうという目的から逸れてしまう。
黒でもなく白でもない、グレーゾーンに答えを求めることはできるのだ。そういう選択肢を国民が認めることも、志を実行する議員を支援することになる。

ただし、政治家には、唯一グレーゾーンが許されない部分がある。
支持を受けてリーダーとなったからには、自分の背後にある、この地域の人の暮らしと尊厳を守ることが、自分の役目である。この人たちにとって、自分は、外部からの接触に対して、最初の盾であると同時に最後の砦である。
そのことを、わかっているか否か。ここにグレーゾーンはない。
これが一国の首長となれば、責任はさらに重い。自分が盾ともならず砦の役にも立たないとなったら、背後にある国民は国を失い、逃げ場がなくなるからだ。

今、誰が総理であっても、早急にデフレ対策だけはすべきだが。
これ以上日本人を追い込んだり、日本と日本人を、奴隷や家畜として他国に差し出すようなことを、これ以上実行しなければ、ひとまずそれで良しとしてもいいほど、野田総理に使い道はない。

posted by 金の龍星新社 at 18:14| 提案 | 更新情報をチェックする