2012年02月10日

日本人と台湾人

中華民国の首都台北市で起こった、日本人によるタクシー運転手への暴行事件で、中華民国では日本人に対するバッシングが起こっているようだ。
この件が、日本人と台湾人の間に溝ができるのを喜ぶ国に利用されないように、日本人は今、台湾人への思いを改めて確認しておいた方がいい。

どの国にも、良いところもあれば悪いところもある。
どの国にも、良い人もいれば悪い人もいる。
しかし、その国全体としての傾向がどのようなものかを考えたとき、中華民国は間違いなく、日本に対して好意を抱いてくれている。台湾人は日本人を好きでいてくれる。
東日本大震災の義援金にしても、日本に恩を着せるのでも、何の下心からでもなく、ただ日本のことを思い、ただ日本のためにそうしてくれたのだとわかるだろう。台湾人は、それほどに日本人のことを思ってくれている。

今回の事件で日本人は、台湾人が日本人に怒っているという報道を受けて、怯んだり、中華民国と台湾人に対して緊張することがあってはいけない。
彼らの怒りは、反日ではないからだ。
彼らの怒りは、自分たちはこれほど日本人が好きなのに、その日本人が、なぜ台湾人にこんなことをするのか、という切なさ、やるせなさゆえだ。

彼らのことを思おう。
台湾人と日本人は、結びつくことができる。
中華民国と日本は、気持ちが離ればなれになってはいけない。

下心がある国の話は、次回。できれば明日。

posted by 金の龍星新社 at 23:26| 提案 | 更新情報をチェックする