中国にとって、日本を侵略するのにカウントダウンは必要ない。が、想定しなくてはならない面倒事が一つある。
時々炎症を起こして痛むが注射で散らせばひとまず収まる、中国の盲腸的存在、朝鮮半島の情勢だ。
今、朝鮮半島の血液検査をすれば、白血球数が異常値を示しているに違いない。
北京オリンピックの聖火リレーの際、中国側群衆の中に、朝鮮半島まで赤く塗りつぶしたTシャツが見受けられたが、日本を日本でなくすることを象徴している、いびつな民主党マークと同様に、そこには彼らの明確な意識が現れている。中国人には北朝鮮も韓国も、中国の一部という位置づけなのだろう。
だから中国は、日本の中に入り込んでいる北朝鮮や韓国の勢力を、日本を取り合うライバルとは見なしていない。中国の一部である朝鮮族が、日本経済特区もしくは日本自治区を蝕んでいるだけなのだ。
しかし先日、よせばいいのに北朝鮮は、人工衛星と言い張る飛翔体を発射させてしまった。しかも、失敗。
北朝鮮は、彼ら自身が生まれ持つ性ゆえに、自分でかいた恥なのに、恥をかかされたと世間を恨み、突発的に韓国を威嚇して虚勢を張ってみせた。虚勢は、張れば張るほど引っ込みがつかなくなるものだ。
北朝鮮が、よせばいいのにこのまま核実験に突っ走る可能性、高し。なおかつ、核実験も失敗の可能性、なきにしもあらず。
そのような展開になった場合、日本で起こった放射性物質による汚染で恐怖心の下地ができた韓国人の間に、北の核に対して過剰反応が起こる可能性がある。
南では、北を非難する風潮が一気に沸騰する。一方、北では、金正恩個人に軍を牛耳る指導力がない。そのため、南との国境あたりで北朝鮮軍が、つい独自に暴走すれば、南北間のほんの些細な小競り合いから、本格的な有事に発展することになりかねない。
なにしろ、北も南も、興奮性の情動を理性で抑制することができない。それが、彼ら自身の生まれ持つ性なのだ。
北と南でつぶし合いになったところに出て行って、朝鮮半島を更地にすればいいと、中国はこれを待っているのだが、今はどうにも間が悪い。
6月に天安門事件が蒸し返されないように、今から国内の締め付けを強化しなくてはならないというのに、ここへきて、重慶の事件で国内の権力争いが露呈した。イギリス人を暗殺してしまったので、国内外にどう言い繕えばいいか、頭が痛い。日本と違ってイギリスは、毒餃子事件の時のようには押し切ることができない。ライバルが一人減った習近平が少々得をするくらいで、10月の党大会までに、何事もなかったかのように、国内外向けに事態を収拾するのは困難だ。
こういう時にはいつもの手段で、国民の目をそらし、国内の不満分子だけは抑えるために、尖閣問題で反日感情を煽り、日本を中国のものにすると国民に約束してやればいい。そうしなければ、内憂外患であちらもこちらも手一杯、国内で手薄になったところを自国民に切り込まれ、打倒中国共産党が実現してしまう。
となると、日本が売国内閣でいるうちに、やはり武力行使で日本を脅すくらいのことは、しておいた方がいいのかもしれない。
そんなこんなで逡巡する間に、半島有事によって南に押された北で、自暴自棄の軍事クーデターが起こり、金正恩が中国に亡命を頼んできたものなら、更に面倒だ。
6歳のパンチェン・ラマ11世を拉致した時は、人権団体も世界各国も沈黙してくれたが、金正恩をかくまったとなったら、人権団体は沈黙しても、今度は世界各国の方が黙ってはいないだろう。
パンチェン・ラマ11世について、4年前に作成された参考サイト。
http://tibet.turigane.com/panchenlama.html
http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/81/
http://tibet.turigane.com/golgopanchen.html
そういえば、日本の超党派国会議員がチベットのセンゲ首相と交流を始めたこともあり、チベットが国として注目される動きでもあれば、中国にとっては更に面倒が増える。
中国が日本人に知られないように進めてきた日本侵略のための根回しが、こういう突破口から、日本人の間に知れ渡り、人権問題もあいまって世界から中国が囲い込まれる流れになりかねない。
参考:http://tibet.turigane.com/tibetmurder.html
ただでさえ、世界中にはびこってしまった中国人のせいで、世界各国では、中国人と中国への反感がくすぶっているのだ。何がきっかけとなって、これが世界中で連鎖的に噴出するか、それこそ時間の問題だ。
世界を我がもの扱いして横暴を尽くしている間に、いつの間にか、中国の内にも外にも、憂慮すべきことが山積していた。
中国何千年かの知恵で、乗り切ることができるのか。
2012年04月24日
中国による日本侵略のシミュレーション・憂慮編
posted by 金の龍星新社 at 22:12| 生活
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