備えあれば、憂いなし。
極端な事態を想定してみれば、そのような事態を避けるために、極端なアウトラインの内側で、日本の行く末をソフトランディングさせることができる。
いくつもの不確定の要素が、時間の流れの中で確定していきながら組み合わさり、影響し合いながら状況が形作られ、その先へとつながっていく。ただし、何を避け、何を実現させたいかは、各々の立場によって願望が異なる。願望が異なれば、自ずと、行動の選択がそれぞれ定まってくる。
シミュレーションの続篇を記載する際に参考予定の、可能性の一部をここに記す。続篇の記載前に、不適切などの理由でこのブログが閉鎖された場合には、何卒ご容赦願いたい。このブログにクレームがあるとしたら、それは中国からでも韓国からでもなく、お花畑で暮らす日本人たちからであろう。
中国が新潟から侵攻すると、首都制圧の地理的な最短距離になるが、中国にとって首都制圧とは、同時に皇居制圧を指す。
チベットと同じく、日本においても、どこをどうすればその国の人々から希望を失わせ、国と、その国民であることを諦めさせられるか、中国は知っている。個人の思想信条や感情によっては、天皇制に思うところのある日本人もいるが、それでも、その人たちのうち、実際に事が起こった場合に、別な何かを思うことになる人は多いだろう。
ちなみに、アメリカもその意味を知っている。戦後処理におけるアメリカの判断を見ると、それがわかる。ただ、アメリカにとっては日本と日本人を生かしておく必要があったが、中国にはその必要がない。
中国が皇居制圧をするなら、現在の天皇の在位中に行うと、最も効果が大きい。なぜなら、今上天皇は、天皇という存在に対して世界の人々と日本人がそれと認識し得る、天皇らしさを備えているからだ。そして、日本人が天皇の存在を意識するのは、おそらく今上天皇が最後となるだろうからだ。誰がそのポジションについても、そのポジションの意味を成さなくては、天皇は天皇で在ることが成らない。今上天皇崩御の後は、日本人の様態は変化する。だが、それを、日本が日本でなくなることにしてはならない。日本が新たな、まぎれもない日本そのものであるように、信教国籍民族DNAを問わず、ここ日本という土地に暮らす皆が、変化していかなければならない。
日本の出方を試すために、中国が尖閣諸島周辺で武力をちらつかせても日本は手出しをしないが、そのことにより中国が、先に沖縄に侵攻した方が得だと判断した場合、交戦になる。
または、尖閣諸島での状況が緊迫し、中国が挑発の範囲を超える攻撃をした場合には、最も極端な可能性として、許されている反撃の範囲を超えて、自衛隊が現場の独自の判断で応戦することになる。きわどい判断だが、自衛隊にとって現在の政府は「お国」ではない。ゆえに政府の判断ではなく、現場の判断で、「お国」である日本と日本の人を護るという、自衛隊の職務をまっとうすることになる。
海上保安庁のYouTube映像流出事件でわかったように、同胞から非難されても犯罪者として扱われても、しなければならないことがあるという、現場はすでにそこまで、ぎりぎりの状況だ。日本国内に、自衛隊に反対する人たちがいるのは当然わかっていても、後でどのようなそしりを受けようと、その場でその時にしなければならないことがある。最終的に、そのようにして応戦が判断されることになる。
自衛隊の人たちは、武力によって人殺しをしあうことを望んでいるのではない。日本で暮らす一般人が武器を持たなくていいように、一般人が武器の犠牲にならなくていいように、この日本の最も外枠を護っているのが自衛隊だ。そのように護られている間に、日本人は、自衛隊が武器を持たなくていいように、自衛隊という形がなくても平和を継続できる日本であるように、根本的な政治や外交の課題を片付けて、国の仕組みを立て直すべきなのだ。反対すべき対象を間違えている人たちは、中国軍が新潟と沖縄に上陸した際に、日本人に対して繰り広げられる光景を目の当たりにして初めて、自分たちを自衛隊反対アメリカ軍反対に煽った根源の存在が、こっそり姿をくらましているのに気がつくだろう。
世界経済を最も外側からコントロールしている多国籍の立場は、世界が疲弊している現在の状況では、スムーズに富を吸い上げることがかなわない。半島有事ではたいした利益にならず、北と南でつぶし合い、半島経済が消失するだけだが、アジア広範囲での短期間集中戦争ならば、特需が経済循環のカンフル剤となる。
中国からの攻撃に日本が反撃すると、周辺国が中国に対して立ち上がる。そこに中国国内での独立戦争が起こると、ユーロ市場を手中におさめようと画策してもいた中国を、アジアの一地域に囲い込んで動きを封じることができる。
その後の日本の立ち位置がどう定まるか、日本をどう扱うかで、アジアの生産性と利益、アジア発の技術の利用価値が変わってくる。現在は、利用価値の高い日本人の特質が、在日中国人韓国人によって妨げられ、日本人の気力も経済力も、個人レベルに至るまで蝕まれている。通名の常態化や戸籍の乗っ取り、出自がわかるのは差別だと訴えて先祖などのルーツをさかのぼる記録を抹消させようとするなどして、日本人の中に混じり込んだ在日中国人韓国人を、今の日本は自力で排出することができない。日本人に混ざった中国人韓国人を識別するには、バイオテクノロジーを使った手段によって、振り分け選り分けるしかなくなる。日本で真面目に暮らして、世のため人のためとなっていた中国人韓国人にとっては災難以外の何ものでもないが、これまで同胞がしてきたことの連帯責任、自業自得であり、個人の存在は数と効率という基準に吸収されてしまうのだ。
いずれにしても、世界中から富を吸い上げるには、その供給源となる人間を枯渇させるわけにはいかない。地球上で人間が生産を行いながら暮らせる地域がどのくらいあり、その地域がどれだけの数の人間を養っていかれるかを算出すると、いったんはコンパクトな世界にリセットしなければ、コントロール可能な世界とはなり得ない。人間を健全に保つ食物、安全な真水、経済を循環させ続けるための職など、全体に分配するものを考慮すると、どのような種類の人間を残しておくのが賢明で有利な選択か、そのコントロールの段階が始まる。世界の枠組みもまた、新たな価値観に沿って作り直されることになる。
2012年05月30日
今から日本に起こる危機を想定してみる
posted by 金の龍星新社 at 15:40| 生活
|