円と人民元の直接取引が始まったことで、貿易が活発になるのはけっこうなことだ。
しかし、商いをするからには、当然考えなくてはならない。
互いにウィンウィンの関係であるのか、日本側の利益がどのようなもので、それは持続するのか。利益を受け取ることができても、それが最初のうちだけで、信用したとたんに一方的に日本側が不利を被ることにならないか。
そして、その貿易が、誰の、どのような利権による口利きか。
新潟州構想検討委員会の座長は、数年前三重県からいろいろ聞こえてきた、あの北川正恭氏である。
新潟が中国に輸出する米の量の推移は、今後注目するに値する。
自国の水も土地も汚しっぱなしで浄化の発想がなく、安心安全、環境にもやさしい、そういう米を自国で生産する努力をしない中国にとって、新潟の豊かな水と豊かな大地、米作りの優れた技術は、喉から手が出るほど欲しい宝の山だ。だから、取る。
吸い上げられることになっていないか、新潟県民は、中国への米の輸出量と生産者の利益には、目を光らせていたほうがいい。
ただでさえ、日本人は吸い上げられて、回復不能なまでに細りつつあるのだ。
震災の復興がままならない状況の中、自称日本政府は、中国と韓国には数兆円を提供し続けている。そして、日本国民には増税を迫る。
在日の中国人がいかに税金を納めないか、在日の韓国朝鮮人がいかに税制で優遇されているか、日本人の税金が彼らを養っている現状を、日本人は知らない。日本人だけが窮乏し、逼迫していく。
逼迫したら、やむにやまれず、目の前に差し出されたものに手を伸ばすしかなくなる。生きるために仕方なく、不利な条件を飲んで取引するしかなくなり、利益が出ないどころか赤字になる価格で製品を売らざるをえなくなり、粗悪で不健全な品物や食品で日常をまかなうしかなくなる。苦し紛れにもがいてつかんだものによって、さらに追い込まれることになる。物心両面で、良いものの価値が失われていき、社会はますます疲弊し荒廃していく。
人間は、いつまでも息を止めていることはできない。
真剣な生産者も、良心的な企業も、賢明な消費者も、今は一生懸命耐えているが、いつまで耐えきれるだろうか。
なぜ、いっこうにデフレ対策がなされないのか。その理由が、このあたりにもある。
日本人を追い詰めるメリットは大きいのだ。
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2012年06月08日
新潟チベット化の続きと、日本のチベット化
posted by 金の龍星新社 at 11:43| 生活
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