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2012.02.27

浪江町民に告ぐ

 スーパーの麺類コーナーを歩いていてふと目にとまったカップ焼きそば「日清・なみえ焼きそば」。当然のように購入し、その時は食べる予定がなかったので、倉庫にしまっておいた。先日、やっとストックされていたものを食べることができた。

 本人が太麺というくらい確かに麺は太い。UFOの倍くらいありそう。その分、調理時間も5分とちょっと長めになっている。また、そこそこの量のフリーズドライもやしがついており、これを麺の上にあけて湯をかける算段である。まぁ、普通のカップ焼きそばと手順は同じ。

 湯を切り、別添の液体ソースを混ぜ、好みに応じて付属の一味唐辛子をかけて食う。

 なんか、麺にコシが少ない(もっともこれは別件で手間取って、湯切りまでの時間が若干長めだったこともあろう)し、せっかくのモヤシがぜんぜん存在感がない。味もなんか中途半端。別添一味も忘れられた存在である。肉片もどこにあったかなぁくらい。

 評価:Dランク。不味。

 もちろん、カップ麺だから、アバウトに模しただけであり、かの富士宮焼きそばカップですら、おいしくなかったから、なみえ焼きそばがまずいと決まったわけではないし、こんなに多くの人に支持されている以上、まずいはずがなかろう。

 浪江町の皆さん、こんどどこかでなみえ焼きそばを喰うチャンスがあったら必ず食べます!それまで評価は保留させてください。

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2012.02.26

くじ運がいい

 うちの娘(大)は、懸賞によく当たる。本人が出していなくても、家族で名義分散した場合でも、当たるのは決まって娘(大)である。一番でかい商品は、まだ紙おむつを使っていた時代、端数の点数券を集めて送って当たった子供用自転車。家に帰ったら、狭い玄関に巨大ダンボール箱入り自転車が置いてあって、ぶったまげた(しかし、これを3階の我が家まで運び上げた宅配便屋さんはすごいぜ)。内容物を把握するまで、あたしは奥さんが何やらとんでもないものを買いこんだと思い、奥さんは、旦那がまたつまらぬものを買いこんだと思っていた。先日も、日本史学習漫画の帯についていた応募券を娘(大)(小)に送らせたら、娘(大)だけが末等のえんぴつ+メモ帳セットを当ててやがりました。

 こんな感じでくじ運がよさそうなんだけど、うちの娘(大)は、BINGOが大の苦手だし、ガラガラ回す福引で参加賞以上を当てたことがない。運がいいのか悪いのか。

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2012.02.24

胃腸風邪でダウン

 吐き気だけかと思われた胃腸風邪。その夜、あたしゃ、個室に何回通ったか。それはもう、惨憺たるものでございました。もう、胃腸の中身が全て空になったと思われる様相で。おかげでまともに寝ていないし、いつ個室にお呼びがかかるかわかんない状態だったので、職場に電話を入れ、病欠。風邪でふらふらでもよく出勤していたから、あたしが欠勤するなんてめずらしいことではある。まぁ、今日は試験の監督はなく、禁則事項です禁則事項です変更のデータ入力をするだけなので、むちゃくちゃ仕事はない、さらに年休が消化しきれない恐れがあるということで、今日は欠勤。

 だいぶ平常に近づいてきました。明日から通常営業できるかな?

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2012.02.23

世の中こんなもの

 どーも胃腸風邪になったらしい。おなかが下り吐き気がする。行きつけの内科医は午前中のみの診察となり、受診不能。最近開拓した近所の医者に行く。この医者は、先週、別の風邪でかかったばかりで、バツが悪いと思ったら今日は休診日であった。仕方がないので、ちょいと離れた医院へ。ここは結構お客が来るので混んでいてきらいなんだが(いや、医院自体はとってもよいし、先生ははきはきした女医だしぃ)、しかたない。

 医院の前に来たが、医院前駐車場はいっぱいである。仕方なしに、ちょいと離れた駐車場に車を置きに行く。医院に戻って来ると、駐車場があいてやんの。はいはい、わかりましたよ。

 (その後、その医院を去るまでに1時間かかった。でも、久しぶりにスポーツ新聞紙と週刊誌を読めたからよしとします)

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2012.02.20

記憶の誤り

 それと出会ったのは、TTYネットワークのオフで天竜峡に泊まり、その旅館で出た料理にそれがあったのだと思う。鯉を筒切りにして、醤油と砂糖を主体にして甘がらく炊き上げたもの。その後、どっかのデパートの信州物産展の会場だったと思う。そこで、同じものを売っていた。めったにそんなもん買わないあたしが、うれしそうに買い求めた。旨かったのを覚えてて買い求めたんだと思う。んでなきゃ、手を出すまい。そんなに安いものでもないのに、家族分買い求めたのだ。

 おそらく、その時、あたしの食い物辞典に、その鯉の旨煮の名称は、こう登録された。

 「鯉こく」

 肉もうまい。皮もうまい。そして何より、いっしょに煮込まれた内臓、これが逸品である。これ1枚でビール1本は軽い。大切に喰えば2本もいける。この間、昼神温泉に泊まった時、夕食にこれがついてきて狂喜乱舞したのは言うまでもない。

 伊那谷を旅行することがなくなり、食べる機会を逸していたのだが、ある時、諏訪近辺のスーパーの総菜コーナーに、当たり前のように並んでいるのを発見し、それ以来、行くたびに買い求めるようになった。

 「やっぱり、鯉こくってうめぇや!」

 さて、その諏訪にあるとある料理屋に入り、夕食となった。メニューに燦然と輝く文字を発見した。

 「鯉こく」

 迷わず注文したのは言うまでもない。鯉こくが出てくるのを今や遅しと待っていた。

 「お待ちどうさま、鯉こくでございます」

 目が点になった。平皿に盛られ、飴色に輝く鯉は、そこにはなかった。あったのは、ただの鯉入り味噌汁であった。その時あたしは思った。場所によってこーゆーのを「鯉こく」と称している地域もあるのかなぁ、と。

 しかし、気になって今日、google先生に相談してみると、「鯉こく」で出てくるのは味噌汁だけ。つーことは、20年間、鯉こくと思っていた食い物は、実は正しくは「鯉の旨煮」であったということか?んでは、どこで鯉の旨煮の名称に「鯉こく」が混入したのであろうか?謎は深まるばかりである。

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2012.02.19

さわやかっ!

 昨日は、うちの娘どもがなにを思ったか祖父母の家に押しかけて泊まってくることになった。まぁ、自転車で行ってこれるような距離なんでたいしたことはないが、たまにはガス抜きも必要か。

 で、親たちは途方に暮れた。今晩、どうしよう?この時点ですでに調理は放棄している。せっかく娘たちのいない夕食がラーメンや味噌煮込みはないだろう。かと言って、ホテルに優雅にディナーなんて根性以前に先立つものがない。ふと提案。

 「さ、さわやか、って、どぉお?」

 「許可」

 この会話がこの時点で理解できる人間の居住地は限定される。

 さわやか株式会社が展開する「炭焼きレストラン・さわやか」は、静岡県限定のハンバーグ&ステーキを主体としたファミリーレストランである。名古屋でいえば、ブロンコビリーからサラダバーを取り除き、もう一歩ファミリー層に寄ったものと言えば近いような気がする。確かに、毎日行く店ではないけれど、何かいいことがあった日にちょっとだけ奮発すれば、家族で行けるレストラン。そんなイメージをいだかせるのがこの「さわやか」である。名古屋のあさくまは、確かにおとっときの店ではあるのだが、いかんせん、敷居が高すぎ、経営権が他に移ってしまった。あさくまが復権するには、今は時期が悪すぎる。

 で、奥さんが静岡県内で勤めていた関係でさわやかを知り、ファンになった次第。そのため、年に数回は、なんのかんのと理由をつけて静岡参りをすることになっている。会社の意向で、店を静岡県内に限定しているから、この地位を保てているのかもしれん。ヘタに愛知県に参戦して消耗戦などしてもらいたくないものである。

 東名をひた走り、注文は、もち、「げんこつハンバーグ」、ソースは当然オニオンソースである。運ばれてくる段階では、ハンバーグの中心部には火は通っていない。客席でフロア係のおねーさんが、大きなナイフでハンバーグを半分に切り、切り口を鉄板に押し当ててほどよい焼き具合にしてくれるのだ。そこそこ赤い部分が残っている。これがまた、うまい。肉の塊といった感じのハンバーグである。一回、切らずにそのまま食べさせてとお願いして、生感たっぷりのげんこつハンバーグを食べたことがあったが、あれは美味であった。

 そして、満腹になったところでまた東名をひた走って帰宅。なかなか楽しいドライブであった。しかし、途中、道をロストすることがあり、往生こいてしまった。やせ我慢せずにポータブルのナビ買おうかな?何がいいのかなぁ?

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2012.02.15

楽をしようと思わない奴に

 学校現場にはいろんなデータ処理システムがある。しかし、おおむね、仕事を減らすシステムにはなっていない。どっかで手作業が入っていたり、出されたデータをまた転記しなきゃならなかったり。システム開発者に、「こんな機会でもできることは機械にさせよう」という気概がないとも言えるが、おおむね、学校が発行する書類は手間をかけてでもちゃんと作るべきだ、という考えを持った上層部がいると、それでおしまいである。たとえば、3年間使用の通知表なんて、機械を阻む。指導要録だって、機械を受け付けないだろう(特に、愛知県は、どっかの頭の不自由なくそだわけがA4・4ページというフォーマットを決めたので、機械化はかなり難しかろう)。

 機械がやれることは機械に任せて、浮いた時間で建設的なことをやろうと考えられる人間がいなければ、そういうシステムは構築されないだろうし、悲しいことに、管理職に抜擢される人間は、非効率な考えしか持たない人間が多くなるときたもんだ。省いてもらいたいのは、こういったムダである。効率化というのはこういうもんである。

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2012.02.14

タイマー付き商品

 いや、SONYタイマーじゃなくて(しかし、SONYらしさが全てAppleに取られている。効率を考えた商品開発をするようになってはSONYらしさはなくなって当然である。余裕と無駄は違うのだよ)。

 さて、先日より、うちの伊那製陶製暖房便座の電源パイロットランプがフラッシングを開始した。マニュアルによると、電源を落として治るなら点検タイマー、治らなければ故障と書いてある。で、電源を落としたが、フラッシングは治らない。こりゃ、故障である。伊那製陶サービスをインターネットでオーダーかけたら、今日やってきた。

 結局、故障ではなく、定期点検を促すサインのようである。製品自体はすべてチェックしたが、なんら問題なし。よかったよかった。近年、長持ちする製品に、点検を促すためにタイマーが付けられている。ナショナル製の電気温水器なんかは、確か20年タイマーがついていて、それ以上使用できない仕様になっていると聞く。製品を安全に長く使うためには点検はした方がいいに決まっている。こういうタイマーがついた製品が今後増えてゆくのだろうなぁ。

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2012.02.12

追い越すなと言われても

 昨日は、なばなの里に行き、ウィンターイルミネーションを見てきた。なばなの里自体、そこそこの駐車場を持っているのだが、むちゃくちゃ人がくるため、駐車場をわざと閉鎖し、長島スパーランドの駐車場に入れ、そこから観光バス(一部定期高速バス)20両を使ってピストン輸送していた。ナメていた。長島スパーランドでバス小1時間待ち。

 行ってみると、確かに、これなら金をとれるぜというイルミネーションである。その様子を写真に撮ってポスターにしているのだが、現物と写真のギャップは、Mがつくハンバーガーも食べられるおもちゃ屋のハンバーガーの写真と現物のギャップくらいに大きいのだ。観光バスを仕立てて来る人々もいるため、中の路上も食堂も、花が咲いていない冬のなばなの里が人で埋まっている。一番すいているのが「里の湯」という温泉施設であった。

 一通り見回り、22時すぎになばなの里を後にする。そこから、またバス待ち30分、長島スパーランドの駐車場を出たのが23近くであった。そこから東名阪に入り名古屋を目指した。夜遅くなので、流れは快調である。が、路面に何か白いものが。雪ではない。星も月も出ている。さらに進むと、何やら作業車が。作業車には「追い越さないでください」という電光表示が。てなことを言われても、遅いので、追い越しにかかる。と。

 その作業車は凍結防止剤散布車であった。そして、凍結防止剤は、走行車線だけでなく、追い越し車線にも散布されているのだ。おかげで、追い越し中、あたしの車は凍結防止剤の直撃を受けてしまったのだ。うう、洗車しなくてはぁ。

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2012.02.10

充実した土曜日 補遺

 おお、これを出すのを忘れていたわ。

 豊橋カレーうどんを提供したCoCo壱番屋・豊橋岩田店。さすがに、オーダーシステムのデータに豊橋カレーうどんは入っていないようで、オーダーシートには「730円メニュー」という謎の商品名で対応していた。

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 このオーダーシートのM、F、Cってのは、大人男性、大人女性、子供だろうね。ちゃんと来客層のデータを取っている。前に、スガキヤかどっかでレジシステムがトラブって、非正規のレシートを渡されたことがあったけど、そこには、客の年齢帯とかが印字されていた。それぞれの店で、ちゃんとマーケティングしているんだなぁ。

 よって、レシートも同様に「730円メニュー」なのである。

Coco2


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2012.02.09

amazonのシステム

 先日、amazonで「品物A」と「品物B」を買った。「品物A」は、amazonの販売、「品物B」は、amazonに発送を委託している業者(よって、発送はamazon)から購入した。その際、ついてきた書類が、

(1)「品物A」(amazon販売)の納品書兼領収書
(2)「品物A」と「品物B」(委託販売)の出荷明細書。

 よって、「品物B」の領収書は存在しない。あかんやん、とamazonにクレーム入れたら、「それは委託品だから、委託業者が領収書を発行するだす」との回答が来て、数日後に、ダイレクトメールで領収書が郵送されてきた。用紙こそ一般販売の領収書用紙だが、社名ゴム印を押し、会社印をちゃんと押したなかなか本気の領収書で、「ご利用ありがとうございます」と丸文字で書かれたポストイットが添付され、封筒の切手はキティちゃんという、あたしに「わかった、許す」と言わせるだけのギミック満載で送られてきた。

 確かに、領収したのは委託会社だから、領収書は委託会社が発行するのがスジではあるが、どうせ発送や在庫管理はamazonがやってるんだから、領収書も同時発行してもよさそうなもんだがなぁ。やっぱ、そこは、スジを通すのかなぁ?

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2012.02.06

充実した土曜日 その3

 プラネタリウムを見終わって、15:00。ちょうど小腹もすいてきた。ということで、豊橋カレーうどんを喰いに行く。豊橋カレーうどんを提供する店はたくさんあるのだが、今回は、あえてこの店を選択。

Coco1

 よく見てもらうとわかるが、カレーハウスCoCo壱番屋である。当然、こういう店は、全国統一メニューのはずなのだが、CoCo壱番屋・豊橋岩田店では、豊橋カレーうどんを特別に提供しているのだ。ここだけ。店に入ろうとすると、こう書いてある。

 「1日限定20食販売」

 時間は3時を過ぎている。ドアを開け、おそるおそる聞いてみる。

 「あの、すみません」
 「いらっしゃいまぁせー。おひとり様ですか?」(店員のセリフは意訳です)
 「いや、あの、と、豊橋カレーうどんって、た、食べられます?」
 「はいはい、もちろんでございますとも。どうぞどうぞ」

 やたっ。ここで食えなくても、今や、電柱の広告看板にも「豊橋カレーうどん」が出ているくらいだから、豊橋カレーうどんは喰えよう。しかし、今日は、CoCo壱番屋で喰うことに意義があるのだ。

 「何になさいます?」
 (だから、豊橋カレーうどんって聞いたじゃん、と思いながら)「豊橋カレーうどん、ください」
 「ご飯の量はいかがなさいます?」

 へっ?CoCo壱番屋の豊橋カレーうどんってのは、バリエーションがあるのかいっ!?メニューを見てみる。

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 CoCo壱番屋は自らを忘れてはいなかった。ご飯の量が選べる、辛さも選べる、メニューにはこのように書いてあるが、おそらく、CoCo壱番屋にあるトッピングなら、全てトッピングが可能なのだろう。お子様豊橋カレーうどんまである。ということは、この店の豊橋カレーうどんのバリエーションは、途方もない数になる。

 「すみません、ふつーのかれーうどん、ごはんもふつー、辛さもふつーでお願いします。」
 「かしこまりました。しばらくお待ちください!」

 待つことしばし、運ばれてきた。

 「汁が飛びますので、必要でしたら前掛けがありますが」

 なかなかのサービスである。今回は断って食べ始める。

Coco2_2

 おそらく、通常のカレーに出しか何かを加えたのだろう、マイルドで、カレーうどんにちょうどいい濃さの汁である。ベースは通常のカレーに間違いない。それにネギ(細めの青ネギ。ここらへんで薬味ねぎとか言っているやつか。それよりは少し太いような気がする)とウズラゆで卵がトッピングされている。中には山芋がかかったライスが沈んでいるはずである。非常にベーシックな豊橋カレーうどんである。お味も、CoCo壱番屋のカレー、奇をてらわず、うん、カレーうどんだよねというお味でありました。

 これで、豊橋ミッション終了。こうなったら、豊川経由でも音羽蒲郡経由でもいっしょなので、高速料金を節約するために音羽蒲郡に向かう。ついでに、ヤマサの本店でちくわを買い、途中のAコープでミカンを買って帰路についた。なかなか充実の土曜日であった。

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2012.02.05

充実した土曜日 その2

 さて、豊橋に来たからには豊橋カレーうどんである。しかし、T・伊藤さんと別れる前に、昼食ということでかけそばを喰っている。いかなかけそばとは言え、1時間もたたないうちにカレーうどんもなかろう、ということで、はらごなしを考える。そういえば、豊橋のプラネタリウムも新型を導入したと聞く。検索をかけると、JR二川駅近く。運動公園からたいした距離ではない。

 国1に出たら、ちゃんと案内標識があり、迷うことはなかった。そもそも、プラネタリウムである。特徴的なドームのある建物を探せばすぐにわかる。駐車場も、建物の横に約60台分、道を挟んで西側にも60台分あるので、相当混雑しない限りは駐車できそうである。料金も無料ってのがありがたい。

 プラネタリウムは豊橋市視聴覚教育センターってところにあって、当日は、錯視関連の展示が行われていた。当然のように、北岡明佳の蛇錯視がお出迎え。フロアには、旧プラネタリウムが静態展示されていた。五藤光学研究所 GM-15-AT。

Toyohashi1

 あたしゃ、この機械から、現行機種に替わったと思ったんだが、調べてみると、GM-15-ATは1974~1990まで。その後、一球型のコニカミノルタプラネタリウム Infiniumβが1990~2011まで投影したそうで、現行機種五藤光学研究所 パンドラ・ハイブリッド(PANDORA+バーチャリウムⅡ)は3代目にあたるようである。こうやって見ると、三河地方の各都市は、教育関連に結構お金を使っていることがわかる。もちろん、お金を出してくれるトヨタ系企業というスポンサーがいてのことだが、それでも、それを教育に使おうと考えるところがえらい。

 着いたのが13:15くらいで、あいにく13:00からの回は投影に入っており、14時からの投影を見ることにした。それまで時間があるので、展示物をざっと見て回る。

 フロアには、小柴記念賞コーナーってのがあって、カミオカンデ用の光電子倍増管(スーパーの前ね)まで展示してあった。これって、名古屋の科学館も持ってないんじゃない?

Toyohashi2

 この視聴覚教育センターは、地下資源館というものが併設されており(いや、主従関係はないんだろうけど)鉱物や、なぜ豊橋にという紀州鉱山関連の展示がされていた。ざっと見ただけなので、評価はできないが、しっかり見て回ればここだけで2時間は軽く過ごせよう。ただ、ちょっとテーマがぼやけている面はあるが、そんじょそこらの都市がこんな展示を収集できまい。

 13:45にプラネタリウムが開場されるので、入場。

Toyohashi3

 単球型のプラネタリウムって、未来の機械!ってイメージがある。でも、旧型プラネタリウムの白熱電球とギアで映写するのは、人類の英知って感じがしてそれも好き。

 さて、当然、本映写は14時から始まり、それまでは諸注意や案内がなされるのだが、ここはちがった。初老(ごめんなさい)の女性解説者が、近日起きる金環食だの、西の空の惑星大集合だの、いろいろな話題を投影しながら解説を始めるのだ。もう、入場後から投影が始まっているようなものである。濃いぜ。なんか、名古屋市科学館プラネタリウム解説員だった北原政子さん思い出してしまったぜ。

 本投影もなかなか芸が細かい。望遠鏡のドーム内部を映写し、ゲートが開き星空が見える!お約束の日没からってのでない。ここで投影されているのはプラネタリウム本体ではなく、全天映像である。それがプラネタリウム投影に置き換えられ解説員さんの肉声の解説が行われる。解説員さんは、もう、星の話が湧いて出るって感じの説明で、非常に好印象。軽い説明が終わると、時刻が夕刻に戻され、太陽が沈んでゆき、後藤光学のオートプログラムが走り出す。中小のプラネタリウムでは、知識のある学芸員を雇えないのでいたしかたなかろうが、「その日の星空」という面では、オートプログラムはかゆいところに手が届かない。普通は、このオートプログラムに肉声解説はつかないのだが、補助する形で学芸員さんが解説を加える、なかなかの演出。こりゃ、名古屋市科学館と張り合える。

 同時上映の「スペースエイジ ~宇宙を目指すものたち」も、知られざる宇宙開発秘話とリアルな映像で見せてくれた。なかなか満足のいく投影であった。同心円型の座席配置ができない構造だと、プラネタリウムにとっては弱点になるが、こういう全天映像を見やすく提供できるという点では、優れている。プラネタリウムを出ると、外には最終回の投影、仮面ライダーを見る少年たちがいっぱいならんでいた。仮面ライダー見ながら、知らずに星が身近なものになるのはよいことである。

 さらに続く。

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2012.02.04

充実した土曜日

 昨日から今日にかけて、職場の同じ教科の慰安旅行ということで、静岡は舘山寺に一泊して宴会した。で、せっかく静岡まで来たのだからということで、5月21日の金環日食の観測場所のロケハンをした。幸いなことに、T・伊藤さんが案内役を買って出ていただいたおかげで、1日かかるかと思われたロケハンが半日で終了した。

 やっぱり、土地勘がない場所を走るにはナビ付きの車でないといかん、というか、地図を見て運転するスキルが、ナビを使うことによってもうろくしてしまったと言えよう。いかんいかん。しかも、最近、細かい字が読めなくなっているのに、Twinに積んである東海地図アトラスは、ちっちゃい版なので、すまん、もうまともに読めん。反省して、大きい版を買おうと思ったら、今出ている版が2011年2月刊。んじゃあ、もちっと待って最新版が出てから買うとするか。しかし、出版社がアルプス社でなくなったのは知っていたが、ヤフーですってぇ?買う気がしおれるよー。

 で、舞阪町あたりを皮切りに、東は磐田、西は湖西市まで走り回って、いくつか候補地を選んだ。一応、第一候補は決まったつもりであるが、今後も情報を集めてみようと思っている。T・伊藤さん、ありがとうございました。

 T・伊藤さんと静岡県に別れを告げ、豊橋市に入る。本来なら、三ケ日なり浜松西なりから帰るのが順当なのだが、豊橋市にちょいと用があったのだ。金環食を撮るのだが、あたしはあいにくミノルタ純正AF 35-105ズームしか持っておらず、少々非力なのだ。そこで今回を機に、ズームレンズを買ってみようということになった。しかし、いつデジタルカメラに切り替わるかわからないし、その時、SONYを選ぶかどうかは未知数である。しかも、計算はよくわかんないが、CCDの大きさの関係で、デジタル機器に流用すると、焦点距離計算が変わってくるそうである。したがって、今の時点で大きな出費は避けたい。ということは中古である。

 調べてみると、カメラのキタムラで、ミノルタ AF ZOOM 75-300/4.5-5.6が\6,800であるようだ。これなら、なんとかなろう。遠くの店だったら、取り寄せてもらうのだが、これがなんと、豊橋市内の店なのだ。んだったら、直接カメラを持って行って装着、動作試験も行える。ということで、豊橋によることにあいなったのであった。

 現物は外見、傷一つない。評価もA。フードもレンズキャップ群も当然のようについており、Knekoのプロテクターフィルターまでついている。大切に使われたか、買ってみたものの使い道がなかったか。いずれにせよ、問題ない。手持ちのND-400フィルターも問題なく装着できる。ということで、お買い上げ~とあいなった。

 カメラのキタムラに行くのと相前後して、運動公園前電停に豊橋の冬の風物詩、「おでんしゃ」と遭遇する。
Odensha
 しかし、揺れておでんの汁がこぼれたり、ビールが倒れたりしないもんかねぇ。

 さて、このあとは、明日に続く。

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