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2012.03.27

胃カメラはおてのもの

 ここんとこずっと、時間やシチュエーション不定でごく軽い嘔吐感が続いていた。医者の見立てでは、逆流性食道炎じゃね?ということで、プロトンポンプ阻害剤を処方され飲んでいた。しかし、なんか改善した気がしない。あたしゃ、十二指腸潰瘍の前科者なので、まぁ、胃検診も兼ねて胃カメラ飲んでみますわ(自発)ということで、今日、胃カメラを飲んできた。

 職場でも、問診票でひっかかった職員は胃透視(=バリウム検査)が行われるのだが、

 (1)バスに乗せられるような安い機材で発見されるようなものができていれば、わかる。
   (胃潰瘍、十二指腸潰瘍と付き合いだすと、不調がわかるのだ)
 (2)そもそも、そんな安い機材では初期の疾患などわかるまい。(偏見)
 (3)あたしは、前科があり、胃が変形しているので結局二次検診=胃カメラをせにゃならん。

 ということで、あたしは胃透視を拒否している。そもそも、バリウムまずいし、それ以上に飲んだ後が大変なんで嫌い。一時検診が胃カメラなら進んで受けるのに。胃カメラだと、検査終了後30分あれば通常の生活に戻れるし、なんたって目視してるんだから、精度も胃透視に比べようがない。

 胃カメラは、操作者がへたくその場合(某医大で研修医の実習台になった時はしにそーだった)は、コツさえつかめばそれほど苦痛ではない(しかし、今から20年近く前の胃カメラの説明書きに「太さはうどんより少し太いくらいです」という説明があったが、あれを書いた奴が常食しているうどんというのを見てみたいものだ)。胃カメラの辛さの双璧は、嘔吐感と、胃を膨らませるときの膨満感、げっぷ感の二つである。嘔吐感がある時に、「はぁい、げっぷがまんしてくださいねぇ」と言われても、なかなかできるもんじゃない。んじゃぁ、嘔吐感を無くせばむちゃくちゃ楽になるってもんだ。

 さて、楽にする方法とは。カメラが挿入され、ごっくん。この時だけがきつい。この時に、カメラケーブルを、いかに舌の付け根より下側にずらすことができるかが運命の分かれ道になる。舌の付け根には、嘔吐センサーがある。いくらキシロカインで麻酔して鈍感にしてあっても、嘔吐感は免れない。逆に、ここさえ避ければ非常に楽なのである。

 幸い、あたしが行く胃カメラの医院の先生は非常に腕がいいので、非常にスムーズである。あたしなんか、モニターを見せてとお願いして、わざわざ見やすいようにしてもらっている。先生も楽しそうに実況中継。鉗子を突っ込んで組織を取る時は、ちゃんと胃が引っ張られる感じがするし、取った後から血が流れ出しているのが見える。一般の人だとそもそも、自分の胃なんか正視できんだろうが、あたしゃ、血だらけでオペ(ただしニワトリ)やってるくらいなので、平気、というより、自分が何されているか分かった方が安心というタイプである。だから、注射される時も、ちゃんと刺さる瞬間をみている。

 で、実況中継でもそう言っていた、自分が今まで見てきた臓器と考え合わせ、特に異常なところは見当たらなかった。おみやげにもらった胃の写真を見ても、異常は見られない。食道も問題ない程度。つーことは、嘔吐感の原因ってなんだ?

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2012.03.25

熱を出す

 土曜の朝から、喉の奥に違和感があったのだ。感覚としては、喉の粘膜に一本傷が入っているような感じで、嚥下するとわずかに痛い。だからって、さすがのあたしも医者にかかるほどではないと判断した。いや、正確に言えば、土曜日の午前中、内科には行った。しかも2軒も。それは、春休みに飲もうと思っている内視鏡の紹介状+予約ということで、喉の痛みは、訴えてもふふんとすまされる程度であったろう。

 ところが、土曜日の夜、うちの娘(大)が発熱を訴えてきた。38.4℃。キープしてある解熱剤で散らす。ところが、明け方、今度はあたしの体がだるい。トイレに起きるたかだか1分程度布団から出ただけで歯ががちがちいうくらい寒気を感じたのだ。あまりにも寒いので、体温計測はパス。薬も飲まず、ひたすら布団で丸まっていた。

 朝になり、またもや娘(大)が寒気と頭痛を訴えてきた。38.7℃。解熱剤で散らす。あたしは、37℃台まで下がっていたが、やっぱり寒い。ということで、休日当直医を訪ね診察をお願いした。念のためのインフルエンザ検査はシロ(ただし、発熱からの時間が短いので、完全にシロとは言えないが)。処方箋をもらい、医院を後にする。

 調剤薬局で親子二人分を処方してもらう。ほぼ同じ症状なので、処方された薬も同じである。しかも、薬の粒の数まで同じでやんの。でっかくなったもんだ。とほほほほ。

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2012.03.17

ポケモンスタンプラリー2012スプリング完了

 まぁ、なんてったって、特急停車の主要駅のみ、スタンプ数も6個なので、鼻歌を歌いながら回ったのだが、どうしても夏の癖が出て、4分でスタンプを押して再乗車なんてことをやってしまうのは性なんだろうなぁ。本来、春のスタンプラリーは、来た特急に乗って素直に回ればいいので、時刻表すら不要であるから、初めての方でも安心、夏のいい練習になるだろう。よって、行程なんかは掲載するまでもない。

 スタンプ設置場所も、いつも通りで名鉄岐阜、犬山、東岡崎は改札外出てすぐのところに設置されている(これは、3月17日に回った時点でのデータなので、駅側の都合で場所が変わる可能性はあるから一応注意は必要である)。今回のスタンプ設置場所で要注意なのは、以下の2件。

 まず名鉄名古屋駅。いつもなら、改札外サービスセンター脇なのだが、今回は改札内中央精算所左に設置されている(ちゃんと台紙にそうかいてあるし)。

 次に、セントレア。今までは、ずっと降りて行ったセンターピアガーデンに設置されていたことが多かったが、今回は、4階スカイタウン(レストランとかがあって、デッキに出るところ)の奥のスクリーン南という、ちょっとわかりづらいところに設置してあった。また、17、18両日はセントレアホールでポケモンセンターはるまつりinセントレアが行われているので、そこにも設置してあった。このセントレアホールってのがわかりにくい。3階出発チェックインカウンターに向かって右=北にずっと行くと、渡り廊下みたいなのにでくわし、そこを進むとセントレアホールに出るのだ。今日は、フラットな会場として使用していたが、階段式の会場にもなるそうである。どうやったら、そうなるのかさっぱりわかんないのだが、そう書いてある。そこではるまつりをやっていた。内容自体は、いかなくてもOK程度、品ぞろえもさびしい限り。ポケセンナゴヤに行くんだったらあえてここで買う必要はない。

 と、ゆーことで、春は終了。さて、夏はどうなるかだ。

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2012.03.13

せっかく書類書いたのに

 去年、ちょいと一時所得があった。一時所得があった場合は、確定申告しないといかんと書いてある。一時所得を渡したというデータは税務署に送ってあるかんね、とまで書かれて念を押されている。しかたなかんべ。確定申告するべということになった。

 必死に電子入力と格闘し(いや、電子入力でなかったらもっと苦労したはずだ)、出力。結局、一時所得を得るための必要経費を差っ引くと大赤字になったため、税金は払う必要もないが1円も帰ってこないという結果となった。んでも、こんな貧乏一家にマルサが来てもらっても申し訳ないので、奥さんに税務署出張受付所に持って行ってもらった。

 すると、受付の人は「税金の出入りがないから出さなくてもいいんじゃない?」と言ってやんわり受け取りを拒否されたそうだ。

 せっかく書いたのに。ぷんぷん。

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2012.03.09

名二環のETC

 今日、名二環(名古屋第二環状自動車道)を通った。以前は普通車現金価格は500円定額だったが、上社ジャンクション-名古屋南間の開通に伴って距離が伸びたため、2段階の料金設定となった。そのため、出口にもETCの発信器が設置されている。ということは、出口通過を認識できるということだ。

 で、思った。

 出口ETCは、減速しているとはいえ、ヘタすると時速60km/hで通過している車もある。それでもちゃんと送受信できているということは、やっぱり、ETCはかなりのハイスピードでも認識できる能力があると思われる。つーことは、ICで20km/hに減速させるのは、なんかほかに理由があるんだろうなぁ。まぁ、事故防止ってのはあるかも知れんが、それだけの能力があるのだから、なにか工夫できんもんかなぁ。

 名二環で通勤割引などETC時間帯割引は、入り口ICの通過時間で一律に決定される。したがって、5:55AMに高速に乗り、6:30AMに降りると、出口にICがある高速道路は通勤割引が効くのだが、名二環は適用されない。これは、以前は出口にETC受信機がなかったからいたしかたないのだが、現在は、上記のように装備されている。つーことは、技術的には通常の高速と同じ扱いができるはずなんだがなぁ。まぁ、今日は通勤時間帯に通過してないから同じなんだが、なんか、騒がれるまでだまってよーな、って感じがして気分が悪い。

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2012.03.07

新潟の皆さん、ごめんなさい2

 新潟の上越・中越・下越の認識が逆だということが判明し、もの知らずを露呈したあたしであったが、さらにもの知らずだということが判明した。

 今日、糸魚川静岡構造線について、とある文献を読んでいた。そこにはこうあった。

 「糸魚川駅から大糸線に乗り、しばらくすると、右手に断層の上を流れる姫川が見えはじめる。…」

 へ?糸魚川じゃないのっ!?いや、糸魚川市ってのがあるのはさすがに知っていたが、糸魚川が流れているから糸魚川市だとばかり思っていた。姫川なんて初耳である。しかし、この姫川、今まで全く縁もゆかりもない川かと思ったら、白馬系列の山すそを流れる川が姫川ではないか。白馬大池、八方尾根、白馬五竜、白馬47と、近隣スキー場に何度も行ったわけだから、姫川を見ていないはずはない。しかも、糸魚川静岡構造線の一端が糸魚川だと思っているから、この川がそれだという認識がなかった。

 いかん、また新潟のみなさんに失礼をしてしまった。いちど、新潟のイタリアンと、たれカツ丼と、バスセンターのカレーと燕三条系ラーメンとブラック焼きそばとへぎそばを喰いに行かんといかんなぁ。しかし、新潟は遠い。

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2012.03.06

何かに役立ちそう

 ネットワーク関係のポイントがたまり、一部が春に失効するということで、何かいいもんはないかと商品交換ページを見ていたら、期間限定で エネループ・スティック・ブースター なるものが出ていた。ほかに触手を伸ばしたくなるものがなかったので、これを選択。

 いや、構造は簡単そのもので、エネループ2本を直列につなぎ、出力をUSBでだすだけのものである。スティックの先端にはUSBのA型端子が装備され、そこからDC5V/500mAが90分出力される。付属品として、エネループ2本とUSB・A-B変換コード、microUSB変換アタッチメントがついているので、USB関連のものならたいてい装着できよう。

 ためしに、あたしの携帯電話を充電してみた。あたしの携帯充電器はUSB端子を装備しているのでうってつけである。そして、ちゃんと充電できた。こいつは、電池込みで80g弱と大変軽く、大きさも単3乾電池2本分強とかさばらないので、出先での緊急充電用に持って出るという使い方ができよう。特にあたしなんか、携帯を毎日充電する癖がないため、出かける際、充電量が足りないことに気がついて慌てるのだが、これがあれば、充電しながら移動するという芸当が使える。余分にエネループを持って行けば、出先でコンセントを探す必要もない。

 昨今、USB電源を利用した機器がいろいろ発売されているが、基本、コンピュータあたりで使うことを想定している。これがあれば、そういった機器の思いもしない使い方を見つけられるかもしれない。

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2012.03.01

昭和にタイムスリップする

 今日は、愛知県立高校はおおむね卒業式であった。よって、午後から休みを取って、奥さんと昼飯としゃれこむ。当初は別の店に行くつもりであったが、駐車場が満車。あきらめて駐車場を出ると、奥さんがぽつりと「東京には空が無い」じゃない、「うなぎ」とおっしゃる。

 愛知県瀬戸市は、陶磁器の町として有名だが、鰻の町としても知られる。一度窯に火をつけると数日離れられない陶工が手早く食べられる精のつくものとして発達したとかいう話を聞いたことがある。よって、瀬戸市内には結構多くの鰻屋があるのだが、後継者不足とかで次々と閉店しているらしい。あたしがたまに(だって金ねーもん)寄っていた鰻屋も閉店してしまった。

 で、今日訪れたのは、かの弘道おにいさんも訪れたという鰻屋、瀬戸市深川町にある「田代」。全席数14のこの店、来るのは初めてである。しかし、うまいといろいろな方から話を聞いていたので、この際ということで行ってみた。

 平日の昼過ぎということで、幸い、カウンターに座ることができ、前客が帰った後、テーブル席に移してもらえた。カウンター席からは、店員が鰻をつかみだし、頭に目打ちを差し、腹開きにし、二等分にして、串を打ち、焼く。どの鰻店でも同じように焼いているのだろうが、客の目の前で開き、焼く店はめずらしい存在になってしまった。もちろん、蒸しなどしない関西風である。鰻を焼き始めると、客席まで煙が流れ込んできて店中煙だらけとなり、いぶされてしまう。そういうのを嫌う方は、この店で食事はできない。

 ほどなく鰻丼(並)が出てくる。並と言っても、鰻がまるまる1匹分乗っている。画像は、そこらへんでぐぐってもらうとして、鰻が丼の上で重なり合い、飯が見えない状況。これにインスタントの吸い物ときゅうりの漬物。でも、これで\2,200だぞ。鰻だけ見ても、そこらへんの店の特上くらい乗っている。これで文句を言ったらお天道様に叱られる。これでも、鰻の値上げによって、今年から値上げしてこの値段だそうだ。関東方面だと外側がかりっ、中がふわっという表現をされるのだが、この店の鰻は、外がかりっ、で、中が弾力がある中で柔らかいという焼きかげん。おいしゅうございました。

 帰りに、近くのアーケード街を歩く。そこには昭和があった。店構え、商品の並び方、全てが昭和時代のまま時間が止まっている。こういうアーケード街は、さびれて歯抜け状態になっていることが多いのだが、まだ多くの店が現役でがんばってらっしゃる。そして、瀬戸の町で行われている雛めぐりのイベントに協賛して、多くの店で雛人形を飾っており、華やいでいた。

 こういう時代から切り離された町ってのは、そこここにある。昭和生まれの者、特に1970年以前に生まれた者にとって、こういう風景は郷愁を感じる。もちろん、その郷愁のためにこのままでいてほしいというのはエゴである。しかし、そういう風景が町の人に愛され残っていくなら、それは喜ばしいことだと思う。

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