IEのセキュリティ保護

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アクティブコンテンツのローカル表示制限を解除する

IEのセキュリティ保護
【図-1】
「セキュリティ保護のため、コンピュータにアクセスできるアクティブコンテンツは表示されないよう、Internet Explorer で制限されています。オプションを表示するには、ここをクリックしてください」
ローカル(自分のパソコン内)に置いたHTMLファイルを Internet Explorer で開いた時に図のようなセキュリティ保護による警告表示が出る場合があります.
これはHTMLでJavaScript(アクティブスクリプト)が使われている場合です.
ページのソースを見た時にヘッダーなどに script type="text/javascript" src="foobar.js" のような記述がある場合にはページの中でJavaScriptが使われているので、このような表示が出ます.Internet Explorer がこれを制限する理由はいろいろ考えられますが、どこかのホームページからダウンロードした(させられた)ページを手元で閲覧する時、万一そのページにJavaScriptを使って仕組まれた悪意のプログラムがあっても、それを動作させない意味が大きいと私は考えています.

この事に留意した上で、制作したページをクライアントさんにお渡しして手元のパソコンで見ていただく時に出るこの警告表示を解除する方法を、私は以下のようにアドバイスしています.

「ここをクリックしてください」をクリックするとメニュー【図-2】が表示され、
IEのセキュリティ保護
【図-2】
IEのセキュリティ保護
【図-3】
 
「ブロックされているコンテンツを許可」をクリックすると【図-3】のような表示になります.
「はい」をクリックすれば【図-1】の警告表示は消え、インターネットで信頼済みサイトを閲覧する時と同様にページが表示されます.
 
IEのセキュリティ保護
【図-4】
上のようにしてページを閲覧した後 Internet Explorer を閉じて、次回に開くとまた同じことが繰り返されます.
これは Internet Explorer の基本設定を変更しておく事で煩わしさを無くすことができます.
【図-1】の画面上部にある IE のメニューバーで、「ツール(T)」-「インターネットオプション」-「詳細設定」の順に開いたメニューが【図-4】、これをスクロールしてマークした部分を確認します.チェックマークが外れています.
 
IEのセキュリティ保護
【図-5】
「マイコンピュータのファイルでのアクティブコンテンツの実行を許可する」にチェックマークを入れて、「OK」ボタンを押してやれば、次回にIEを開いた時には上のような警告表示は出なくなります.

Internet Explorer 6,7 の場合、インターネット・ゾーンのセキュリティ設定が既定(デフォルト)の「中(IE6)」「中高(IE7)」であれば、JavaScript(アクティブスクリプト)は有効になっています.ローカルコンテツンより危険度が高いと思えるインターネット・ゾーンのセキュリティ設定にいつも疑問を感じていますが、それは別な話題です.
地球マークのゾーンは「高」として、いつも閲覧するサイトは(自社サイトでも)「信頼済みサイトに登録する」ことをクライアントさんにはお勧めしています.

 
上記のように変更した設定は、マイクロソフト月例公開の脆弱性修正プログラムなどが適用される(Windows Update が処理される)と元に戻るようです.