米国内の「タイトオイル」生産量は2035年までに倍増=EIA
[ニューヨーク 25日 ロイター] 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は25日、年次エネルギー見通しの中で、注目されているシェールオイルなどの「タイトオイル」の公式な生産見通しを初めて明らかにした。
EIAによれば、ノースダコタ州バッケンのシェール層などリポートに含まれている8つのタイトオイル鉱区の生産量は、2035年までに日量123万バレルに増加する見込みで、2011年と比較して2倍以上となっている。
米国内では、採掘技術の向上でシェール層からのタイトオイルの生産が活発になっており、最も期待されているノースダコタ州バッケンやスリーフォークスのシェール層での生産量は4月時点で日量54万5000バレルに達している。
米国にとってシェール層やチョーク層など低浸透率の貯留層の発見は、メキシコ湾岸油田の発見以来最大のエネルギー調達源となる。
リポートでは、タイトオイルの2012年の生産量は、国内生産の12.5%に相当する日量72万バレルとなり、2029年には最大日量133万バレルまで生産量が増加した後、2035年にかけて減少に転じると予想している。
また、現在の技術と人口統計が継続すると想定したこの予想では、米国内の原油生産量の見通しについては、2020年に670万バレルと1994年以来の高水準となり、タイトオイルの占める割合は18%と見込んでいる。
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「市場のヒステリーは不当」
ヘッジファンドの伝説的な存在となっているマイケル・スタインハルト氏は「ユーロはどうにかして存続できると予想する」と述べた。
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