家出した女子中学生と買春行為をした男性95人が警察に立件された。女子中学生は家出した後、インターネットのチャットサイトを通じて知り合った20代の女にだまされて売春に携わり、チップも奪われていたことが分かった。
京畿道坡州警察署は、16歳の少女に売春をあっせんし、チップを奪ったとして、25歳の女を「児童・青少年の性の保護に関する法律」違反などの容疑で立件した。また、少女と買春行為をしたS容疑者(41)ら95人の男性も同容疑で立件した。なお、未成年者は売買春の被害者として区分されるため、処罰の対象にはならない。
警察によると、女は2010年8月、チャットサイトを通じて知り合った少女(当時14歳)に「『条件付きの出会い』をすれば、お金をたくさん稼げる」と持ち掛け、仁川市延寿区にある自宅で一緒に生活し、最近までチャットサイトを通じて知り合った男性らから15万-20万ウォン(約1万-1万4000円)を受け取り、モーテルなどでの売春をあっせんした疑いが持たれている。女は2年間に、少女が売春で稼いだ2億ウォン(約1400万円)を管理するとして、1銭も渡さず、自分の生活費や遊び金として使い果たしたことが、警察の調べで明らかになった。
警察は「女は家出した少女が逃亡しないよう、家族のように付き合いながら、売春を強要していた。少女は1日に平均2回ずつ売春をしていたと推定される」と説明した。