東京電力:会場周辺で「反原発」…株主総会
毎日新聞 2012年06月27日 11時51分(最終更新 06月27日 12時29分)
ドイツの環境団体「エテコン」も、アクセル・ケーラー・シューラ会長ら2人が株主として入場。その年に地球環境へ最も悪影響を与えた企業に贈る「ブラックプラネット賞」のトロフィーである黒く汚れた地球儀を経営陣に手渡すという。シューラ会長は「東電は地球環境と(福島をはじめとする世界の)人々の人権に対して取り返しのつかない損害を与えた」と訴えた。
東京都が提案している経営の透明性確保や競争原理の導入に賛同する声も目立った。
初めて出席するという千葉県市川市の会社員、佃智幸さん(37)は「社員にボーナスを支給しようとしているが、事故処理の作業員にきちんと払われているのか。そういう人にこそボーナスをあげるべきだ」と話した。
同県木更津市の主婦、村上文子さん(63)は「経営陣は自分たちの都合のいいデータしか出していない気がする。情報を包み隠さず開示することを約束させたい」と会場に入った。