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【プロ野球】

巨人、マツダの悪夢再び… 今季は4戦全敗

2012年6月27日 紙面から

9回表2死二塁小笠原が左飛に倒れ、ゲームセット

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◇広島5−2巨人

 広島は1回に岩本の2ランで先制。3回に追い付かれたが、4回に堂林が勝ち越しの7号ソロを放った。5回は梵、岩本の連続適時打で2点を加えた。7イニング2失点の大竹が7勝目。巨人はホールトンが5回途中で4失点とさえなかった。

    ◇

 マツダの悪夢再び!? 巨人が痛い星を落とした。前回の広島遠征(4月3〜5日)では3連敗。交流戦初優勝の勢いを持って乗り込んだ今回は“3タテ返し”を狙ったが、同じホールトン−大竹の先発対決となった初戦は完敗。5位・広島を相手になぜか「強い巨人」の姿が影をひそめた。

 戦犯は先発のホールトンだ。岩本、堂林の若手コンビに被弾し、5回途中5安打4失点KO。毎回安打を浴びるなどリズムも最悪で、一度は同点に追いついてもらいながら踏ん張れなかった。「メカニックの面でこれまでと違ったとは思わないが、相手どうこうよりも自分のピッチングができなかった」とうなだれた助っ人。交流戦終了後の休みを挟んで中9日と休養十分だっただけに、川口投手総合コーチも「話にならない。9日間何していたんだ」と怒りが収まらなかった。

 なんとも不気味な敗戦だ。昨年は7勝4敗1分けと相性の悪くなかったマツダで開幕から勝ち星なしの4連敗。原監督は「主導権を握って戦うということが一番大事。また明日切り替えて戦う」と前を向いたが、4月の3連敗は開幕ダッシュ失敗に直結しただけに、油断はできない。

 第2戦の先発も前回と同じゴンザレス。ホールトン、ゴンザレス、内海の3人で4月のリベンジのはずが、悪夢の再現となってはシャレにならない。このカードの直後に控える首位・中日との直接対決に良い形で臨むためにも、早めに悪い流れを断ち切りたいところだ。 (臼杵秀之)

 

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