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【芸能・社会】

三浦友和「渡です」 テレ朝系「最も遠い銀河」主演

2012年6月26日 紙面から

 俳優の三浦友和(60)がテレビ朝日系の二夜連続ドラマスペシャル「最も遠い銀河」(2013年放送予定)で主演することが25日、分かった。蒼井優(26)、小西真奈美(33)、伊藤英明(36)ら豪華な共演陣も加わり、北海道の小樽や東京など各地でロケを敢行。本格長編ドラマの主演は1978年放送の「風が燃えた」(TBS系)以来35年ぶりの三浦は、尊敬する渡哲也(70)をイメージした老刑事・渡誠一郎を熱演する。

 ドラマは「天国への階段」などで知られるハードボイルド作家・白川道(とおる)氏の同名小説を初めて映像化。余命宣告されながら迷宮入り事件の解明に執念を燃やす渡刑事と、伊藤が演じる新進気鋭の建築家・桐生晴之の復讐(ふくしゅう)劇という2つのストーリーを軸に展開する。サスペンスの枠を超えて純愛や友情、家族愛を描く重厚な人間ドラマだ。

 渡を「俳優で一番好きな人」と公言する三浦は「(劇中で)『渡です』って言うのは、なかなか気持ちがいい」と思わずニンマリ。一方で「(渡の)あの感じは出せない。それなりにやるしかない」と率直に語る。

 自らのリクエストでヒゲも伸ばし「63歳という設定と、前半の若いところと差を出したかった」と役作りへのこだわりも強い。刑事役は何度も経験済みだが「事件を解決していくだけのスーパーヒーロー刑事には抵抗を感じるが、今回は人間ドラマ。やりがいがある」とキッパリ。

 三浦はNHK大河ドラマ「利家とまつ」で伊藤と共演したが、蒼井や小西とは初共演。「皆さん現代の一線を張ってる方ですから、影響し合って良いものになっていく気がする」と話す。

 伊藤が演じる桐生は3人の女性から愛される役どころ。三浦は「あと20年若かったら桐生をやりたいですね」と本音も。今後演じてみたい役柄を尋ねると、「60代のプラトニックラブもいいですね」とほほ笑んだ。

 同局の藤本一彦プロデューサーは、三浦の起用理由を「旬な人であり、優しさを出せる60代だから」と説明している。

◆石原軍団を意識

 「最も遠い銀河」は主人公だけでなく、石原裕次郎記念館のある小樽が主な舞台。原作で桐生が目指す建築賞の名称も「石原賞」(ドラマでは「石坂賞」)など、裕次郎さんや渡らを意識した設定が目立つ。

 三浦は04年にテレビ朝日開局45周年記念スペシャルドラマ「弟」で、裕次郎さんの晩年を演じた。今回の出演についても「因縁のようなものを感じます」と語る。

 【ストーリー】

 7年前、小樽の海で発見された身元不明の女性遺体。事件は迷宮入りしたまま、小樽署の刑事・渡(三浦)は定年を迎える。3年後、渡はひょんなことから事件解明の糸口を発見。余命宣告を受けていた渡は刑事としての執念がよみがえり、女性刑事・薫(小西)とともに真相へと迫る。

 渡がたどり着いたのは新進気鋭の建築家・桐生(伊藤)。桐生は死んだ恋人の美里(蒼井)とうり二つの美しい社長令嬢・茜(蒼井・二役)と出会い、ある野望を果たそうとしていた。桐生と事件の背後には、壮絶な悲しみと純愛に彩られた過去が隠されていた…。

 

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