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【社会】

名古屋城内堀の子ジカ死亡 24日生まれたばかり

2012年6月26日 21時34分

名古屋城(名古屋市中区)の内堀で24日に生まれたばかりの子ジカが26日午前、死んでいるのが見つかった。カラスに襲われたとみられる。

 名古屋城総合事務所によると、25日夕に親ジカに寄り添う元気な様子を確認したが、26日朝に姿が見えなかったので職員らが内堀へ下りて捜した。午前11時半、城の修復工事のためシカの居住域を区切るように置かれたフェンスの反対側で死んでいるのを見つけた。

 頭や腹にカラスにつつかれたとみられる傷があり、右後ろ足が折れていた。現場を確認した獣医師は「襲われてフェンス下の地面を掘って逃げたが、けがを負って衰弱したのでは」と話した。子ジカはまだよちよち歩きだった。

 総合事務所の太高将明維持係長(46)は「子ジカが生まれたと聞いて見に来る人も多かった。残念でならない」と肩を落とした。

 内堀に生息するシカは35年前の50頭以上から激減。残るのは子ジカの母親と別の1頭だけになった。

(中日新聞)

 

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