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【地方政治】

河村、大村両氏が批判 一体改革衆院通過

2012年6月27日 00時49分

 地域政党「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長は26日、記者団に「震災で苦しんどる人がいるのに、増税するなんて。これは人災だ」と述べ、一体改革関連法案に賛成した議員たちを強く批判した。

 民主党から多くの造反者が出たことを「当然。マニフェストは守らなかん」と評価。民主党の小沢一郎元代表には「身を捨てて戦わなかん」と鼓舞しつつ、新党結成をにらんだ具体的な連携には「もうちょっと見させてほしい」と明言を避けた。

 河村市長は当面、橋下徹大阪市長や石原慎太郎東京都知事ら有力首長との連携を優先する考えを表明。中でも「橋下さんなんか、一発やろうかと思ってもらえるとええ」と話した。

 減税日本の中では「増税対反増税の構図が明確になり、選挙に向けて弾みがつく」(市議団幹部)と今回の可決を追い風ととらえる声が多い。関係者によると、今後、橋下市長とは「反増税」や「脱原発」を、石原知事とは「打倒中央集権」など個別に政策合意を図っていくという。

 減税日本は30日と7月1日、議員を目指す政治塾の塾生を面接試験で200人余から100人程度に絞り込む。9日には党東京本部の設立記念パーティーを開き、中央での存在感を誇示する。

 河村市長は次期衆院選へ向けた準備状況を問われ「早めた方がええ」と意気込んだ。

 一方、河村市長との対立が表面化している大村秀章愛知県知事も26日、記者団に国会議員の定数削減など「霞が関の大リストラ」の遅れを指摘し「増税だけを今決めることには違和感を覚える」と批判した。小沢元代表との連携には「今後の動向を自分なりに注視していく」と述べるにとどめた。

(中日新聞)

 

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