2012.6.26 05:05

AKBファン16歳少年、握手券サギで逮捕!(2/2ページ)

 こんな事件を聞いたら、さしこが泣くゾ。

 16歳少年の逮捕容疑は、3月下旬、インターネットの会員制交流サイト「ミクシィ」の掲示板に「握手券を買いたい」と書き込んだ福島県会津若松市の高校2年の女子生徒(17)に、実際には持っていないのに「提供できますがいりますか」などと書き込み、39枚の代金として現金3万6000円を振り込ませた詐欺の疑い。

 少年事件課によると、少年もAKB48などのファンで、握手会に何回も参加。指原莉乃と15回以上、木崎ゆりあ(SKE48)とは100回も握手したと供述しているというツワモノだ。

 少年は取り調べに対して、「握手会で『応援しています。毎日曲を聴いています』と言うと、目を見つめてくれて、ありがとうと言われる。そうするとグッときてもっと応援したいと思う」と“熱い胸の内”を明かしているという。

 握手会には、目立つようにお目当てのメンバーの名前が刺繍されたTシャツや特攻服を着ていくが、こうした衣装代や、握手券付きCD購入のために詐欺を思いついたといい、「これまでに6~7回やった」と供述している。

 女子生徒は現金を振り込んだものの、握手券が届かず、だまされたと気が付いた。少年はミクシィのブログで自分の顔写真を公開していたため、女子生徒が知人を通じて少年のメールアドレスを入手。そのうえで女子生徒が知人を装って少年とメールのやりとりをし、4月に東京・江東区で開かれた握手会に参加することを突き止めた。

 女子生徒は、この握手会会場で少年を待ち伏せ。そこにノコノコと特攻服を身にまとって現れたところを見つけ、スタッフに通報した。

 少年は反省の態度を見せてはいるが、「自分からAKBをとると、何をしていいか分からなくなるので、ファンは続ける」と語っているという。

(紙面から)