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志賀原発 「廃炉への決定打に」

2012年06月26日

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提訴に向け、ガンバロー三唱をする原告・弁護団=金沢市兼六元町

◆運転差し止め きょう提訴◆

〜*原告・弁護団決意*〜

 北陸電力(本店・富山市)が設置した志賀原発(志賀町)の運転差し止めを求めて、市民グループらが26日午前に金沢地裁に提訴する。訴訟の原告・弁護団は25日、金沢市で結成集会を開き、「(志賀原発を)廃炉に追い込む決定打とするような裁判にしたい」と決意を語った。

 原告団は、石川・富山両県の市民団体のメンバーや志賀町民ら120人。弁護団は、金沢弁護士会を中心に27人。

 原告・弁護団によると、訴えは昨年の東京電力福島第一原発の事故を踏まえ、原発には起こりうるすべての事態を想定した上での「絶対的安全性」が求められるとし、安全性を立証する責任は電力会社側にあると主張する。また、耐震性については、「既往最大」の地震を想定するべきだとし、活断層の連動の危険性についても対策の不備を指摘するという。

 原告団長は、能登半島の先端に建設が計画された「珠洲原発」の反対運動に携わった珠洲市議の北野進氏(52)が務める。北野氏は「これまでの戦いの総決算として廃炉に追い込みたい。世界に広がる原子力産業に対しての戦いでもあり、その戦列に私たちも加わる」とあいさつした。

 志賀原発をめぐっては、2号機について2006年3月、想定を超えた地震動で事故が起こる可能性があるとして、金沢地裁が国内で初めて運転差し止めを命じる判決を下した。しかし、二審・名古屋高裁金沢支部は一転して住民側の請求を棄却。10年の最高裁決定で住民側の敗訴が確定した。1号機は00年に住民側の敗訴が確定している。

 弁護団長の岩淵正明弁護士(62)は、勝訴した2号機の地裁判決にふれ、「あの判決を維持していれば、福島第一原発の事故は起きなかったのではないか。」と話した。

(目黒隆行)

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