韓国ドラマ「冬のソナタ」のDVD制作や販売を手がける会社の社長らが、自社の未公開株購入を持ちかけて金をだまし取ったとして、警視庁は25日、芸能プロダクション「サムファエンターテインメント」(東京都中央区)社長、武仲哲宏容疑者(53)と監査役の福井友宏容疑者(51)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。いずれも容疑を大筋で認めているという。
組織犯罪対策4課によると、武仲容疑者らは2008〜09年、岡山県の会社役員男性(56)ら2人に電話をかけ、「上場も間近で、株価が4〜5倍になります」などとうそを言い、上場予定がないにもかかわらず未公開株の販売代金として計13万円をだまし取った疑いがある。同課は、両容疑者らが44都道府県の460人から約10億円をだまし取ったとみて調べている。武仲容疑者は指定暴力団組員が代表を務める会社の役員をしていた時期があり、同課は詐取した金がこの会社側に流れた可能性もあるとみている。
同社は04年7月、タレントの育成やDVDの企画、制作会社として設立。韓流ブームの先駆けとなった「冬のソナタ」のDVD制作などを手がけていた。