放送予定
No.3219
2012年6月26日(火)放送
“忘れられる権利”はネット社会を変えるか?
出演者
生貝 直人 さん(慶應義塾大学大学院特任助教)
※森本健成キャスターがお送りします。
過去の関連する放送回
- 2009年11月5日(木)放送
- 壁崩壊20年 欧州の光と影
- 2009年12月17日(木)放送
- さよならオリエント急行
- 2011年10月4日(火)放送
- 欧州信用不安の行方
- 2011年11月14日(月)放送
- 世界金融危機を防げ IMFラガルド専務理事に聞く
- 2012年2月28日(火)放送
- 思いが伝わる声を作れ ~初音ミク 歌声の秘密~
今「忘れられる権利」というネット上での新たなプライバシー保護が注目を集めている。悪意を持った第三者が、Facebookやブログなどのネット上に蓄積した個人の情報をかき集め、住所や家族関係、過去の恋愛経験までを、ネット上に晒すプライバシー侵害が相次いるためだ。その数は国内だけでも去年一年間で1万件に上る。そんな中、今年1月EUで世界で初めて提唱された「忘れられる権利」は、サーバーの管理者や検索サービス会社に対し、個人が自分の情報を削除させる権利を認めることで、プライバシー保護を強化するのが狙いだ。しかし、不都合な情報の削除を一方的に認めることが、ネットが広げてきた「表現の自由」や「知る権利」を損なうという懸念も広がっている。ネットが社会のインフラと化した今、膨大に蓄積されていく個人情報とどう向き合うべきかを考える。
No.3220
2012年6月27日(水)放送
スペース・ベンチャー 加速する民間宇宙開発
出演者
長谷川 義幸 さん(宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事)
過去の関連する放送回
- 2005年11月30日(水)放送
- 「はやぶさ」は舞い降りた
- 2009年9月29日(火)放送
- 日本初の宇宙輸送船 HTVの挑戦
- 2010年4月19日(月)放送
- シャトル退役
- 2010年6月10日(木)放送
- 傷だらけの帰還
- 2012年5月31日(木)放送
- 国産ロケットは勝ち残れるか
これまで国家が巨額の予算を投じてきた宇宙開発が、民間企業によって進められる新たな時代に突入した。5月末、民間企業として初めて国際宇宙ステーション=ISSとのドッキングに成功したアメリカのベンチャー企業スペースX社。民間ならではの自由な発想で安全の確保と大幅なコストダウンを両立させて独自のロケットを開発、無事、ISSに物資を送り届けた。スペースX社の成功の背景には、財政難に直面するアメリカ宇宙政策の大胆な方針転換がある。更に、アメリカでは、一般人が宇宙旅行を体験できる宇宙船や、宇宙での長期滞在を可能にする宇宙ホテルの開発を進める企業が次々と登場。民間参入によって、私たちと宇宙の距離がグッと縮まる勢いを見せている。しかし、こうした企業の中には月や小惑星にある豊富な資源を狙う動きもあり、宇宙開発におけるルール作りという新たな課題も浮かび上がっている。民間宇宙開発という新たな時代の可能性と課題を伝える。
No.3221
2012年6月28日(木)放送
サイバー攻撃の恐怖 狙われる日本のインフラ