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'12/6/26

飲酒運転の危険性プロが啓発



 飲酒運転防止の上級インストラクターがテクノ自動車学校(広島県熊野町)にいる。指導員の池田貴史さん(34)=東広島市西条町=と前迫公則さん(43)=呉市新宮町。2人は1月、NPO法人アルコール薬物問題全国市民協会(ASK、東京)から中国地方初の上級認定を受けた。教習生だけでなく、地域の人たちにアルコールの正しい知識を伝えていく。酒を飲んでハンドルを握らないよう訴える。

 上級インストラクターは、体内でのアルコール分解の所要時間や節酒方法などの知識に加え、アルコール依存症などに関する専門的な知識を持つ。職場の同僚への啓発が中心となる通常のインストラクターより幅広い活動が期待され、依頼に応じて各地に出張し、有料の講習会も開ける。

 テクノ自動車学校では、バスやタクシーなどの免許取得も受け付ける。指導員歴10年の池田さんと同16年の前迫さんは、一般の教習生だけでなく、プロドライバーになる人にも飲酒運転の危険性をしっかり教えたいと考え、ASKの養成講座を受講。2011年7月にまずインストラクターの資格を得た。

 さらに依存症患者の社会復帰支援に取り組む断酒会の見学や実技試験などを経て上級に認定された。教習生の指導に引き続き力を入れるほか、今後は外部からの講習の依頼にも応じていく予定だ。

 池田さんは「前日の酒が残る二日酔い運転など課題は多い。飲酒について正しい知識を広めたい」。前迫さんは「教習に通う若い人にも分かりやすく伝え、飲酒運転をなくしたい」と意気込む。同校=電話082(854)4000。

【写真説明】「飲酒の正しい知識を伝え、飲酒運転を根絶させたい」と話す前迫さん(左)と池田さん




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