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【社会】

特定神経回路の狙い撃ち法開発 京大霊長類研

2012年6月26日 07時02分

 脳神経の中で特定の神経回路だけを狙い撃ちして死滅させる方法を、京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の高田昌彦教授らの研究チームがサルへの実験で開発、パーキンソン病などに関わる部位への使用に成功したと、26日、米科学誌電子版に発表した。

 高田教授は「パーキンソン病など特定の神経回路の活動異常で起きる神経疾患や精神疾患の治療に新たな選択肢が生まれる可能性がある」と話す。

 パーキンソン病などの遺伝子治療には、病気に関わる特定の神経回路の除去や遺伝子の導入が有効とされるが、神経細胞は複雑に絡み合って回路を形成。特定部位への遺伝子注入では副作用が出ることがあった。

(共同)
 

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