大分県姫島村長選:現職が8選目指し出馬意向表明
毎日新聞 2012年06月26日 12時23分(最終更新 06月26日 12時43分)
1957年から15期連続、半世紀以上も無投票が続く大分県姫島村長選で、現職の藤本昭夫村長(69)が26日の定例議会後に、8選を目指して立候補する意向を表明した。任期満了(11月25日)に伴う村長選は今秋実施されるが、対立候補の動きはないという。
藤本氏の前任は7期目途中に急逝した父熊雄氏(60〜84年)、その前は鹿野亀太郎氏(57〜60年)。55年4月が最後の選挙戦で、狭い島を二分して大きな傷を残し、その後は村長選を避ける風潮が続いたという。
藤本村長は、村議の質問に「水産と観光の村づくりは道半ば」と8期目への意欲を表明。多選に関する報道陣の質問に「辞めろとの声はないが、若手人材育成にも取り組む」と話した。
2日現在の選挙人名簿登録者数は2054人(男933人、女1121人)。【祝部幹雄】