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その結果、ドイツでは太陽電池大手メーカーの破産が相次いでいる。2012年4月には世界最大メーカーだった「Qセルズ」が破産申請を行った。
欧州には全世界の太陽電池市場の約70%が集中している。その欧州における再生エネルギー政策の旗振り役だったドイツがつまずいてしまった。
ドイツだけではない。債務危機に直面するスペインでも、新エネルギー分野は失速している。スペインは2000年代に入ってから新エネルギー政策を導入し、補助金で関連産業を牽引しようとした。2004~2011年にかけて、累計690億ドルを新エネルギー業界へ投資した。
しかし、2007年をピークに下落に転じる。2011年の補助金は15億ドルだったが、2012年は8億7900万ドルにとどまり、2013年にはわずか1億700万ドルが割り当てられただけにすぎない。
2011年、アメリカでもファーストソーラーはじめ数十社が倒産した。また北欧では2012年、ノルウェーのRECASAがシリコン工場を閉めた。
日本勢も厳しい状況が続く。2011年度は太陽電池事業で国内最大手のシャープ、および同4位の三菱電機が赤字となった。
補助金目当てで相次いだ市場参入
中国企業もまた例外ではない。太陽光パネルの生産では世界一を誇ると言われる中国だが、今その足元が揺らいでいる。
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