2012年06月24日

明石の明石焼

/モーニング/たこちゅう@明石市本町にて玉子焼(15個)/ふなまち@明石市材木町にて玉子焼き/つなぎ家にてワンコインセット/麺や六三六(ろくさんろく)垂水店にてにぼし冷麺/

 ホテルでモーニング
 今朝は筑前煮(?)でしたがスクランブルエッグと千切りキャベツと同じプレートに乗せてしまいました。トーストには昨日と同じようにマーガリンを塗って、美味しく食べました。

 昨日と同じ奇跡が2日続いて、信じられないことだけど夕方にはフリーな身になりました。
 あらかじめホテルのラウンジでもらっておいた明石焼マップを見ながら「どこにするかな」と検討、明石駅からあまり遠くないことと、食べログの評価を参考にしつつ、お店を決めました。先ずは食べログ評価ナンバーワンのお店に行ってみると、昼飯時にも夕飯時にも中途半端な時間にも関わらず外待ち20人。そのまま並ぶことに何の異存もありませんでしたが、まだ営業時間に余裕があること、お昼を食べていなくてお腹が空いていたこと、等々から近くのお店で食べてから引き返してくることにしました。

 商店街まで戻ることなく淡路ジェノバライン(ここから淡路島に450円で行けたんだ)に程なく近いたこちゅう@明石市本町へ。
 4人掛けテーブルが3つしか無い狭い店内で、そのうち2つは店員さんとお持ち帰りのお客さんが座っていて、奥のテーブルに座りました。

 生まれて初めての明石焼屋なので、パンフレットを読んで明石焼は玉子焼きと称することは知っていましたが、玉子焼きしかメニューがない専門店が本物かどうかは分かりません。
 パンフレットには「一鍋15個」とあって、一人前を一鍋と呼ぶらしいけど、お店では「はい、二人前ね」と普通でした。詳しいことは分からないけど、一人一人前が必須のお店と、一人前を複数人でシェアして食べても構わない店があるみたいで、こちらは必須のお店でした。

 何が何だかさっぱり分からないけど、お喋りをしながら待つこと20分で玉子焼(15個)550円、片側だけ足の付いた大きめの板に乗せられて出て来ました。
 カツオと昆布を煮出した出汁を器に注ぎ、三つ葉を散らして準備完了、柔らかすぎる玉子焼きを箸で掴んで出汁に浸けて食べます。やっと皮ができるほどに焼き上げてあるだけで中身はとろーり感、旨いわこれ、ホントに旨いわ。1つ1つに新鮮なタコが入っていて、その食感もたまりません。

 途中で卓上にあったソースを塗って(この場合は出汁に浸けずに)食べましたが、これはこれで美味しい、出汁に浸けるのには負けますけど。
 お腹が空いていることもあってあっという間に食べきってご馳走様でした。

 さて、真打ち登場と言うことで創業40年以上のふなまち@明石市材木町に行ってみると、外待ちは10人に減っていました。

 店先の待ち合い席にギリギリ座れない人数でしたが、とりあえずお腹が膨れていたので気持ちは随分と楽です。並んで待っていると、近所のお客さんがすっと店内に入って「お持ち帰りだけど」と声を掛けていました。持ち帰るだけのお客さんは並ぶ必要は無いけど、出来上がりまで30分ほど待たされるのは同じようで、後で引き取りにくるシステムになっているようです。並び始めて25分、「お次のお客さん、どーぞー」と声を掛けられて店内へ、パンフレットでは9席とありましたのでカウンターでもあるのかと思ったらテーブルが2つ。

 1つが4人掛けで1つは壁にくっついた5人掛け、5人掛けの方に案内されたので(4人掛けがそうだったように)相席かなと端から詰めて座りましたが、「ごゆっくりされて下さい」と占拠する形になりました。もう一組を店内に入れても焼き上がりに時間が掛かるから同じなんだろうな、よくは分かりませんが。 「おいくつですか」と聞かれましたが歳を答えずに人前を答えます、壁には「玉子焼 500円」の短冊が一枚、お店としてはお好み焼きやそば焼もあるらしいのですが、土日は玉子焼きだけのようです。

 店内というかすぐそばで焼いているので見ていると、たこ焼き器に似た丸い穴が空いた鉄板で焼き上げて、最後は取っ手の付いた板を被せて全体をひっくり返して出来上がり、と。
 その取っ手が片一方だけに付いているので、テーブルに置いた時に傾く玉子焼き500円、こちらは20個もあるので複数人で一人前でもいいらしいのです。 崩れない様にしてそっと持ち上げて出汁に浸してから食べてみると、火傷するくらい熱い、熱いけど旨い、さっきの明石焼と比べものにならないほど旨い。

 トッピングや出汁に大きな差があるわけでもないし、焼く技術の差はあるだろうけどここまで違うとは思えないし、一体何がどう違うというのだろうか。
 この界隈には明石焼のお店が何軒もあったけど、外待ちしていたのはこの店だけ。出汁に飽きたわけではないけど、鰹粉、青海苔、ソース、辛味ソースとあったので辛味ソースを試してみたらこれがまた旨い、って何に付けても旨そうだけど。つい30分ほど前に一人前食べたのに、あっという間に食べてしまってご馳走様でした。

 先に戻るというので先に戻して、一人で立ち飲み屋へ。
 つなぎ家というまさにつなぎのお店、ワンコインセットというのがあって飲み物と一品付いて500円という。

 飲み物にビールやサワーはちょっとアレだったので白鶴をオーダーすると、一合以上の量に付き出しと一品、一品は鶏の唐揚げに出汁を掛けてありました。1時間以上、一言も発せずにぼけっと飲んでお会計、ふう、結局飲んでしまった。

 して、当初の目的であった垂水へ、お店はJR垂水ではなく山陽垂水が近いので明石から山陽電鉄に乗って数駅。
 北口を出て坂道を登っていくと、目的のお店の場所が明るくない。もしやと思って近づくと休業、臨時休業じゃなくて日曜日は午前中のみの営業。やってしまいました、昨日、来るべきでしたが後の祭り。

 第2候補に考えていた麺や六三六(ろくさんろく)垂水店@神戸市垂水区ホームページ)へ、名古屋から姫路までの間に13店舗を展開するチェーン店です。
 地方に行ってまでチェーン店に行かなくてもと思われるかも知れませんが、私はラーメンが食べられたらそれで満足です。変わった屋号だなぁと思って店員さんに由来を聞くと、何かの黄金比とか、何かの教訓かと思いきや「名古屋の1号店の電話番号の下三桁から」とのこと。電話番号が決まってから屋号を決めたんでしょうか。

 店内に入って左手にある券売機でメニューを見るとラーメン、つけ麺と揃っていて夏向けのメニューがあったので、少し高めでしたがそれで。
 全体的に値段が高め、500円だ550円だと鳴り物入りで始めたけど長続きしないお店より、コンセプトをしっかりしてちゃんと原価計算したお店の方が印象がいいですね。カウンターは8席と4席、6人掛けテーブルが2つと梅田の大阪本店と同じ設計図かと思うほど似ている構成、壁のディスプレイも同じ。

 お冷やを飲みながら待つこと10分ほどでにぼし冷麺790円、4月から10月までの期間限定メニュー。
 ラーメン用のスープを単に冷やしただけではなく、専用に作った冷麺のスープにはかなり煮干しが効いていてとても美味しいです。麺は冷麺用と思われるスクエアな断面でつるんとしていい感じ、あくまでも六三六の麺、そして冷麺の麺、ですね。そう、無化調だから美味しいのではなくて、美味しいから無化調、脂を徹底的に排しているので、食後感が和食のようにすっきりしてます。

パンチが無くて力強さも足りないけど、私のような中高年にはこういう当たりのラーメンが嬉しいし、若い人にもこういうラーメンの良さを知って欲しいなぁ。
 チャーシューは固めでこれまた好み、キムチ、半身の味玉、白ねぎに白胡麻。卓上の調味料には興味がありませんが、ふと見てみると「千年の唐辛子」なるラベルが気になり、スープに入れてみました。かなり辛いぞ、かなり旨いぞ、汗が出るほどだぞ、売っていたら買いたいぞ。

 ご馳走様でした、全店制覇はほど遠いですけど、近くで見かけたら立ち寄ってみたいです。
 帰りはJRで戻りました。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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