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漫画「笑ゥせぇるすまん」の主役「喪黒福造」が登場する「黒烏龍茶」のテレビCMが、偏った食生活を助長する恐れがあるとして、消費者庁が販売元「サントリー食品インターナショナル」(東京)に改善を求めていたことが25日、分かった。脂肪の吸収を抑える効果があるとされ「脂肪にドーン」というコピーにインパクトがあるCMだったが、「消費者に誤解を与える恐れがある」などと指摘があった。同社は「真摯(しんし)に受け止める」としている。
実在のタレントが原作漫画タッチのアニメで登場し、喪黒氏がインパクト十分に「脂肪にドーン」と指さす「黒烏龍茶」の一連のCM。最新版では、お笑いコンビ「アンタッチャブル」の山崎弘也が飲みのシメにラーメン屋台に向かい、そこで喪黒氏が「ドーン」とやる形だった。このCMシリーズの表現に対し、消費者庁から“注意”が出た。
消費者庁によると、3月12日に開かれた内閣府の消費者委員会新開発食品調査部会で、CMについて話し合われた。委員から「バランスの取れた食生活を考慮しなくてもよい、と示唆しているようだ」などと指摘があった。
議事録によると、「一般消費者は『ドーン』と言われればドーンかな、と思ってしまう」「食事のバランスをきちっとした上で考えるということを、もう少しはっきり分かるようにするべき」という委員がいた。中には「(CM表現が)適切でないことの怒りが大きい」との厳しい発言もあった。
これまでのCMには榊原郁恵、彦摩呂、高橋英樹らが登場。油モノをたくさん食べ、喪黒氏が「ドーン」とやるパターンが多かった。その表現に委員は「これ(黒烏龍茶)だけ飲めば問題ない、と誤解を与える恐れがある」と指摘。消費者庁は3月26日付で、改善を求める文書を「サントリー―」社に送った。
サントリーホールディングス広報部は「指摘を真摯に受け止め、今後一層、留意する」という旨の返答をしたという。同部によると、山崎版のCMは、当初の予定通りに6月17日で放映終了。今後「喪黒シリーズ」の継続も検討しているが、継続する場合は「慎重に表現等を確認していきたい」という。
黒烏龍茶は、効能などを表示できる「特定保健用食品(トクホ)」として消費者庁が許可。CMでは喪黒氏が「トクホーッホッホッホ」と笑うシーンもあった。
(2012年6月26日06時02分 スポーツ報知)
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