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警察ミスで弁護士つかず釈放6月25日 23時59分
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窃盗未遂などの疑いで長野県の警察署に逮捕された容疑者2人のうち1人の容疑者の弁護士を選任する手続きが警察のミスで放置されていたことが分かり、長野地方検察庁は、「このまま取り調べをするのは適切ではない」として、25日、2人を釈放しました。
長野県警察本部によりますと、今月7日に長野県駒ヶ根市内の工場で配線ケーブルを切断して盗もうとしたとして窃盗未遂と建造物侵入の疑いで逮捕された30代の男性2人のうち、諏訪警察署の留置場に勾留されていた1人が、今月14日と17日、留置場担当の2人の警察官に、国の負担で弁護士をつける国選弁護人を利用したいと伝えたということです。
しかし、その後、弁護士が接見に来ないために、弁護士を選任する手続きが行われていなかったことが分かり、22日になって弁護士がついたということです。
警察によりますと、2人の警察官は男性から依頼があったことを忘れてしまったということです。
これを受けて長野地方検察庁は、「容疑者には弁護人を選ぶ権利があるのに、警察のミスで放置されていたので、このまま取り調べをするのは適切ではない」として、25日、2人を釈放し、今後は在宅で取り調べをすることにしています。
長野県警察本部留置管理課では、「誠に遺憾なことで、留置を担当している警察官に指導を徹底して、再発防止に努めたい」と話しています。
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