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'12/6/25

呉の顔・れんがどおり改修を



 「れんがどおり」の愛称で親しまれる呉市の呉中通商店街で、れんが敷きの路面の傷みが目立っている。市道のため商店主たちは市に改修を要望。市は改修に着手するかどうかを含め内部で検討を始めた。

 商店街をほぼ南北に貫く市道に赤茶色のれんがが敷き詰められたのは1978年。市が2億8千万円かけ、長さ610メートル、幅18メートルにわたり設置した。

 買い物客や自転車が踏みしめるほか、1988年7月から午前中は一定の時間に車も通行できるようにしたため老朽化が著しい。商店街を歩くと、欠けたり、ぐらついたりする箇所が目立つ。くぼみができた部分もある。

 危機感を抱く商店主はこの10年余、市に改修を要望してきた。定期的に会合を開き、改修問題に加え、違法駐輪があふれる現状への対処などを話し合っている。呉中通商店街振興組合の湊義彦理事長は「お客さんがけがでもしたら大変だ。市は早く改修を考えてほしい」と話している。

 市は本年度から商工振興や土木など関係部署の担当者が検討を始めた。市産業部は「地域の顔であり放置できない。長く使えるようれんがの材質など考慮が必要。今後もれんがを敷くのがいいかを含め、地元とよく協議したい」としている。

【写真説明】れんがの破損が目立つれんがどおり




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