新日鉄、ポスコ相手に特許訴訟

 新日本製鉄はこのほど、韓国鉄鋼大手ポスコに特許を侵害されたとして、986億円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。ポスコが22日、明らかにした。新日鉄はポスコが新日鉄の営業秘密に当たる技術情報を不正利用し、電気鋼板を製造、販売したと主張している。

 これに先立ち、新日鉄は昨年10月、ポスコに電気鋼板関連の特許を侵害されたとする書簡を送っていた。新日鉄が問題視した電気鋼板とは、モーターの鉄心などに使われる素材で、電気自動車、ハイブリッド車など環境対策製品に使われるため、最近需要が急増している。鉄鋼業界の関係者は「新日鉄が中国など輸出先でポスコに押され始めたため、問題を提起したのではないか」とみている。

 新日鉄の賠償要求額のうち、800億円はポスコジャパンなどに連帯責任があると主張している。ポスコは「新日鉄の特許を侵害した事実はない。訴えが退けられるよう積極的に対処したい」と説明した。 

 ポスコと新日鉄は長年にわたり戦略提携してきた。ポスコは新日鉄に3.5%、新日鉄はポスコに5%をそれぞれ出資している。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者
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