身元偽り再入国、朝鮮族130人を摘発

 韓国人男性と結婚し、韓国で暮らしていた中国出身の朝鮮族の女(63)は2003年10月、慰謝料を手に入れるためチンピラに夫を監禁・暴行するよう依頼した。女は特殊強盗罪で逮捕されたが、執行猶予判決を受けて国外追放された。中国に戻った後、生まれた年を1949年から51年に変えるなど、当局に金を渡して戸籍の内容を違法に変更。2007年1月、新たに発行されたパスポートで再び韓国に入国し、ソウル市江南区で6年間ベビーシッターとして働き、韓国国籍を取得した。

 また、朝鮮族の男(65)は04年3月、同僚をナイフで殺害しようとして殺人未遂で逮捕された。執行猶予判決を受けて国外追放されたが、わずか1年後の05年2月、名字を変え、年齢を7歳偽り、書類上では全くの別人になりすまして韓国に戻ってきた。

 韓国で罪を犯して国外追放された朝鮮族が、身元を偽り再入国するケースが多発していることが、検察の捜査で明らかになった。中には強盗、女性暴行、麻薬などの凶悪犯罪に手を染めた犯罪者も含まれていることから、出入国管理の強化が急がれている。

 ソウル中央地検外事部(李興洛〈イ・フンラク〉部長)は24日、身元を偽って不法入国した朝鮮族130人を摘発、うち26人を起訴して4人を指名手配したと発表した。

 今回の捜査は、07年1-9月に入国して外国人登録を行った朝鮮族9万4000人を対象にしており、外国人登録をしていない滞在者、中国人以外の外国人などは含まれていない。検察関係者は「韓国に滞在している外国人の数が140万人に上ることを考えると、身元を偽って不法入国した外国人は1000人をはるかに上回る可能性もある」と話している。

全洙竜(チョン・スヨン)記者
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