詐欺容疑:「冬ソナ」悪用、株売りつけ 社長ら2人逮捕
毎日新聞 2012年06月25日 11時24分(最終更新 06月25日 12時49分)
韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」の関連事業をしていることをうたい文句に上場予定のない未公開株を売りつけて現金13万円をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策4課は25日、芸能関連会社「サムファエンターテインメント」(東京都中央区)社長、武仲哲宏社長(53)ら2人を詐欺容疑で逮捕した。同課は、同社が全国の約460人から約10億円を集めたとみており、「韓流」人気につけ込んでだまし取った金の一部が暴力団に流れた可能性もあるとみて追及する。
同課によると、武仲容疑者は「細かいことは覚えていない」と供述しているという。逮捕容疑は武仲容疑者らは08年12月、会社役員の男性(当時52歳)に「韓国ドラマの関連事業をしている」と同社を紹介した上で、「必ず上場する優良企業です。上場すれば、4〜5倍の価値になるので株を買ってほしい」と持ち掛けるなどして、現金13万円をだましとったとしている。