「韓流」イベント企画会社社長ら、未公開株詐欺で逮捕
韓流ドラマに関するイベント企画会社の社長らが、「うちの株は必ず上場する」と男性らにうそをついて、未公開株の購入代金として、およそ13万円をだまし取った疑いで逮捕された。
詐欺の疑いで逮捕された「サムファエンターテインメント」の社長・武仲哲宏容疑者(53)ら2人は、2008年ごろ、当時52歳の男性らに「うちの株は、半年後に必ず上場する」などとうそをつき、未公開株の購入代金として、およそ13万円をだまし取った疑いが持たれている。
武仲容疑者らは「冬のソナタなどのイベントを企画・運営している」という誘い文句で、これまでに高齢者を中心に、全国460人に未公開株10億円分を販売していたという。
被害者の男性は「(配当は?)そんなの全然もらってないですよ。今考えてみれば、本当にヤーさん(暴力団組員)じゃないかと思うような従業員もいた」と話した。
武仲容疑者は「警察が来たのは理解できる。事実の細かいことはわからない」と供述しているということで、警視庁は、だまし取った金が暴力団に流れた疑いがあるとみて、実態解明を進める方針。