玉名署は２１日、いずれも中国籍で住所不定、無職の１９歳少年２人を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕した。２人は技能実習生として昨年９月ごろ来日し広島県内で実習を受けていたという。

　容疑は２０日午後７時５〜１５分ごろの間、玉名市築地のディスカウント店で健康食品やサプリメントなど１３点（６万円相当）を万引きしたとしている。

　同署によると、１９日に同市内のドラッグストアで健康食品など約１２０点（４４万円相当）を万引きされる被害があり、署員が店の防犯ビデオに映っていた２人組の男を捜していた。２０日夕、ＪＲ玉名駅近くで映像に似た２人組の少年を発見。ディスカウント店から出てきたところを職務質問した。１人は逃げたが約３時間後、約１・５キロ離れた国道上で身柄を確保した。

　少年の１人は「盗んだのは間違いない。貧しいから中国の母に送って金にしてもらう」と供述。もう１人は「まったく知らない」と否認しているという。